伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の
報告について(平成15年1月29日分)
 
15.2.10
環境政策課
(内線2352)
 
1 伊方発電所から1月29日に異常通報連絡のあった伊方2号機の加圧器逃がし弁の誤開については、四国電力鰍ノ対し、発生要因を詳細に調査するとともに、他の定期検査作業についても総点検のうえ、再発防止対策を講じ、至急報告するよう、要請していたところですが、本日、別添のとおり報告がありましたので、お知らせします。
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 

加圧器逃がし弁の誤開
(2号機)
15. 1.29
○保修員は、作業時期変更に際し、逃がし弁の自動作動時であることを失念していたため、問題ないと判断。また、管理者は時期変更の確認せず。
○作業許可申請書等に、作業対象機器名は記載されていたが、個別の点検の具体的内容の記載がなかったため、問題を発見できず。
○保修員と定検班との間で、作業許可条件等の連絡が不十分。
○従来と作業条件を変更する場合は、作業可能なことを副長等を含めて確認するよう、マニュアルを改訂。
○作業許可申請書等に、個別作業の許可条件、作業内容を記載するとともに、作業時期を明示した点検工程表を添付するよう、マニュアルを改訂。
○作業許可に当たっては、注意事項の有無を保修員と定検班員で確認し合うよう、マニュアルを改訂。
○手動停止した1次冷却材ポンプB号機は、シール部に接触跡が認められたため同部を新品に取替える。
 
2 県としては、本件のような人為的なミスは、安全管理上の重要な問題であると考えており、本日15時30分、県民環境部長室(本館4階)において、四国電力に対し、安全管理の徹底を文書要請することとしております。
  また、伊方発電所に職員を派遣し、四国電力の対策実施状況を確認しました。





環政第156号 
平成15年2月10日 

 
 四国電力株式会社
  原子力本部長 太田克己殿

 
                愛媛県県民環境部長
                     武智 勝久
 
伊方発電所の安全管理の徹底について
 
 貴社から1月29日に異常通報連絡のあった伊方2号機の加圧器逃がし弁の誤開については、その後の調査により、作業制約条件の失念、作業許可に際しての連絡不足などによる人為的なミスであることが判明した。
 東京電力の不正により全国的に定期検査のあり方が問題になっている折、定期検査の開始に当たって、安全確保に万全を期すよう要請していたにもかかわらず、このような事態が発生したことは、一次冷却水の漏えいや設備の損傷には至らなかったとはいえ、誠に遺憾である。
 今後、種々の点検作業が引き続き予定されているところであり、今回講じた対策を確実に実施することはもちろんのこと、作業員ひとり一人のひとつ一つの作業が、発電所全体の安全確保に直結しているという自覚を新たにし、その責任の重大性を十分認識して業務に当たるよう、改めて徹底のうえ、今後の定期検査に当たられたい。
 また、従来と異なる工程や作業方法等を採用する場合には、その安全性への影響を、発電所全体の視点からも検討するとともに、多面的な角度から慎重に検討されたい。