[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成15年8月分)
 
15.10.10
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、伊方発電所で平成15年8月に発生した設備異常について、原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
  なお、8月22日に発生した伊方2号機補助蒸気配管からの蒸気漏えいについては、原因調査中のため、原因と対策の報告があった段階で公表します。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 

炉内出力分布測定における制限値の一部超過
(3号機)
15.8.6
炉心上下端部周辺の中性子ピークの影響が大きくなる傾向の運転期間末期時点での出力分布評価において、運転期間初期の設計値を用いて出力分布を評価していたことによる。 ○炉心上部の設計値を燃料の燃焼の進み具合に応じた設計値に替えて再評価した結果、制限値を下回っていることを確認し、復旧。
○今後、出力分布の評価にあたっては、燃料の燃焼の進み具合に応じた設計値を使用することとし、作業要領書に当該設計値が設定されていることを確認する記載を追加。

タービン動主給水ポンプ油清浄器ガス抽出機の自動停止
(3号機)
15.8.15
当該ガス抽出機の電動機のファン側ベアリングの焼き付きにより負荷が増加し、保護装置が作動して自動停止。焼き付いた原因は、ベアリング製造時の個体差に起因した要因により、通常よりも早く、ベアリングの寿命に到達したものと推定される。 ○当該ベアリングを新品に取替え、試運転を行い、運転状態に異常がないことを確認し復旧。
主変圧器保護継電器の自動診断装置の故障
(3号機)
15.8.20
自動診断装置内の回路の接続部分に導電性の微小異物が付着したことにより、一時的に接続部の不良が発生し、当該装置が正常に動作せず、警報発信したものと推定される。 ○リレー単体点検、自動診断装置清掃、装置箱体の清掃を実施し、自動診断装置自体の健全性確認を行い、自動診断を実施し、リレー装置全体の動作の健全性を確認し復旧。
○定期点検内容に、自動診断装置を引き出しての配線部分の清掃、接続状態確認等を追加することとし、作業要領書に反映。

野外モニタ盤とモニタリングポストNo.4間のケーブル損傷
(1、2、3号機)
15.8.21
原水貯槽設置工事において、工事担当者から元請作業責任者への工事内容説明時の設計図面に埋設物の名称、種類の記載がなく、また、現場での確認はしなかったこと、協力会社作業責任者が当該埋設ケーブルは事前の別工事で撤去済みと思い込んだこと、作業前のミーティングで埋設物についての注意がなかったこと、掘削時に埋設位置を示す白線等の表示がなかったこと等により、掘削作業中に作業員が埋設ケーブルを掘削重機にて損傷させたもの。 ○当該ケーブルについては、取替済み。
○工事エリア近辺に埋設物がある場合の以下の留意事項を明記したワンポイントレッスンを作成し、所内に周知徹底。
・設計図面へ埋設物の名称・種類を明記。
・関係者により、現地での埋設物確認を実施。
・作業要領書へ埋設物に対する具体的な注意事項を明記。
・埋設物の場所及び掘削予定場所を白線・杭等により表示。
・ミーティング時等で作業員等に対し埋設物に対する注意事項を確実に周知。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、当該部の復旧状況の確認など、四国電力の対策が確実に実施されていることを確認しています。