[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成15年10月分)
 
15.12.10
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、伊方発電所で平成15年10月に発生した設備異常について、原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
  なお、10月17日に発生した伊方3号機ディーゼル発電機の起動試験における起動不調については、原因調査中のため、また、10月4日に発生した伊方2号機湿分分離加熱器からの2次系蒸気漏えい及び10月21日に発生した伊方1号機廃液貯蔵タンクドレン配管の析出物付着については、次回定期検査時に原因調査を実施することとしており、原因と対策の報告があった段階で公表します。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 

放水ピット試料採取ポンプの自動停止
(3号機)
15.10.8
試料採取ポンプ3Bの電源設備である漏電ブレーカーの漏電を検知してトリップさせる回路が故障し、誤動作したため、試料採取ポンプ3Bが自動停止し、警報発信したものと推定される。 ○故障した漏電ブレーカーを新品に取り替え復旧。
○試料採取ポンプ3Aについても念のため新品に交換。
○放水ピット水質監視設備に使用している漏電ブレーカー全数について、点検を実施し異常のないことを確認。
 
脱塩水タンク水位計の故障
(1,2号機)

15.10.25 脱塩水タンク水位計の測定テープ案内滑車を固定している軸受ネジが、経年的に摩耗し、一部が欠落した結果、当該滑車が脱輪して傾き、滑車のケースに固着した。そのため、測定テープが円滑に動かず、水位変動時のフロートの荷重変動により測定テープが切断し、水位の異常を示す警報が発信したものと推定される。 ○水位計の警報・制御機能を別の水位計からの信号で行えるよう信号回路の変更を行い、健全性を確認し復旧。
○同型式の水位計全数(41台)について、点検を実施した結果、ワイヤが外れていた現地水位指示計が1台確認されたが、従来より他の水位計で中央制御室で監視しており、次回定期検査において撤去することとする。
○同型式の水位計について、定期点検時に測定テープ案内滑車の回転具合とがたつきがないことを確認することとし、作業要領書に反映した。また、測定ワイヤの取替作業においては、確実に接続するよう、接続手順を具体的に作業要領書に記載した。
格納容器内での補機冷却水(純水)漏れ
(3号機)
15.10.31 一次冷却材ポンプ3Cモータ空気冷却器冷却水出口弁を分解点検した結果、弁体シート面に微量のスラッジが付着していたが、弁体、弁座に損傷等の異常がなかったことから、漏えいは弁シート部への微細なゴミ噛みによるシートリークと推定される。 ○当該弁の弁体および弁座等の手入れを行った後に復旧。また、水張り後の漏えいがないことを確認。
○点検に伴う開放部があり、その系統の一部に水張りを実施する場合は、開放部の養生を確実に実施するとともに、水張り作業時には漏えいが無いことを確認することとし、作業要領書にその旨を記載した。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、当該部の復旧状況の確認など、四国電力の対策が確実に実施されていることを確認しています。