[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成15年11月分他)
 
16.1.13
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、伊方発電所で平成15年11月に発生した設備異常及び10月17日に発生した伊方3号機非常用ディーゼル発電機の起動試験における起動不調について、原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 

非常用ディーゼル発電機の起動試験における起動不調
(3号機)
15.10.17
ガバナ装置(燃料の供給量を調整する機関出力制御装置)のブースタ(始動時の作動油圧力を確立する部分)のシリンダーヘッド取付け座にあったバリのむしれが、前回分解点検の組み立て時に異物としてブースタ内に混入し、当該バリが作動油の流れによってガバナ内部に移動してパイロットバルブに偶発的に挟まり、パイロットバルブの動きが阻害された結果、起動操作直後の燃料が供給されなくなりディーゼル発電機の回転数が上昇せず起動失敗したものと推定される。 ○ガバナ装置一式を予備品と取替えた後に、再度試運転を実施し正常に起動することを確認し復旧。
○ガバナ本体およびブースタの取外し・取付け時には、取付け座等にバリ等がないことを確認するとともに、組み立て時の異物混入にも細心の注意を払うこととし、その旨を作業要領書に反映した。
○また、ワンポイントレッスンを作成し、関係者に対し組み立て時の異物管理を徹底するよう周知した。

原子炉容器内部構造物吊上リハーサル中の吊上金具の変形
(3号機)
15.11.15

  
吊上金具を案内棒上に監視カメラで位置決めした際にわずかなずれが生じていたため、位置決め用案内棒と補助リングの補助案内孔が干渉し、当該金具の補助リング及び補助リング操作棒に変形が生じたものと推定される。
 
○監視カメラ画像の視認性を高めるため、モニタを大型化し映像を拡大して表示することで、位置決め精度を向上させた。
○水中カメラの2台追設、監視員の1名から2名への増員など作業監視体制を強化した。
○上記対策を作業要領書に反映した上で、変形した補助リングを取外し再度リハーサルを実施し問題ないことを確認した。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、当該部の復旧状況の確認など、四国電力の対策が確実に実施されていることを確認しています。