[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成15年12月分)
 
16.2.10
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、伊方発電所で平成15年12月に発生した設備異常について、原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 

主給水ポンプウォーミング配管サポートのずれ
(3号機)
15.12.8
給水系統配管の水張り空気抜きの際、空気が残留しやすい配管ルートを使用したこと、水張り空気抜き終了後、引き続き電動主給水ポンプを起動したことから、残留していた空気が圧縮・反発して圧力変動が発生し、その圧力変動が主給水ポンプウォーミング配管全体に作用したためと推定される。 ○配管の目視点検、溶接部の液体浸透探傷検査により配管の健全性を確認し、配管サポートを元の位置に復旧するとともに、再度、配管内の空気抜きを十分に行った後、電動主給水ポンプを起動して異常の無いことを確認し復旧。
○今後、主給水系統の水張り空気抜きには、空気が残留しやすい箇所に給水が流せる主給水B系統を使用すること、水張り空気抜き操作実施後、一定時間経過後に再度主給水ポンプ出口配管部の残留空気の有無を確認することとし、その旨操作手順書に反映した。
○類似事象発生の可能性について検討した結果、当該系統以外に問題となる系統はないことを確認。

原子炉容器フランジ部漏えい検知用配管の温度上昇
(3号機)
15.12.14

  
キャビティ水張り中に当該配管内に流入した燃料取替え用水を原子炉容器上蓋復旧時に圧縮空気で除去したが、配管内にほう酸析出物やスラッジ等が堆積していたことから、若干の溜まり水が残留し、その後、一次冷却材系統の昇温に伴い、配管内の溜まり水が加温され、一部が蒸発して下流側へ流れたことにより、配管の温度が一時的に上昇したものと推定される。 ○当該配管のハンマリングを実施し、溜まり水を排出した結果、温度は徐々に低下し、最終的に常温で安定し復旧。
○プラント起動時には、温度等の監視を強化したが、異常なし。
○配管の溜まり水排出時に、排水量と配管内容積を比較し、完全に排水出来たことを確認することとし、その旨作業要領書に記載する。
 なお、排出されていないと判断された場合は、脱塩水等により配管の洗浄を実施する。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、当該部の復旧状況の確認など、四国電力の対策が確実に実施されていることを確認しています。