[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について
(平成16年5月20日分 中間報告)
 
16.5.31
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 伊方発電所から5月20日に異常通報連絡のあった伊方2号機余熱除去系配管の探傷検査による指示確認については、同日四国電力の原子力本部長を呼び、前日の伊方1号機所内単独運転に係る人為ミス対策と併せて、速やかな原因調査と対策を求めていたところですが、本日、別添のとおり中間報告がありましたので、お知らせします。
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 
A※
 
余熱除去系配管の探傷検査による指示確認
(2号機)
 
16.5.20
 
(1) 調査の結果、約30mm×50mmの範囲に最長6mmのひび割れが多数確認された。深さは、配管肉厚8.2mmに対し最大2.7mmで、残存厚さは必要厚さを上回っていたことから、国への報告対象には該当しない。
(2) 以下のことから、建設中に配管識別用として貼り付けられた塩化ビニールテープが、その後の原子炉の起動・停止に伴う高温水の通水により熱分解し、塩化物応力腐食割れが発生したものと推定される。
・ひびには、塩化物応力腐食割れの特徴である枝分かれした粒内割れが認められ、破面には塩素の付着が認められたこと
・指示範囲がテープ様であること
・当該配管には原子炉起動・停止操作時に高温水が流れること
 なお、第15回定期検査(平成13年)からは、1号機充填配管の漏えい事象を受けてテープ類を完全に除去し液体浸透探傷検査(PT)を実施することを徹底するとともに、付着物調査を行ってきたが、それ以前の第11回定期検査(平成8年)の供用期間中検査でのPT作業の際に、テープを完全に除去してしまったため、付着物調査時にはその痕跡を発見できなかったものと考えられる。
○当該部位については配管を取り替える。

○今回定期検査中に、以下の箇所全数について、配管外表面全面のPTを実施する。
・塩化ビニールテープによる塩化物応力腐食割れの可能性がある温度条件の配管で、
かつ
・テープ類を完全に除去したまま健全性を確認していない可能性のある箇所(テープ類の除去及びPTを徹底した平成13年より前の定期検査で、供用期間中検査及び配管取替を行った箇所)

 
※国における法律に基づく報告対象該当の有無の確認に時間を要したため、A区分として公表した。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、四国電力の報告内容及び今後の点検計画等について確認することとしています。