[原因と対策の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告
について(平成16年12月23日分)
 
17.1.28
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、伊方発電所で平成16年12月23日に確認された1号機原子炉補助建屋排気筒排気ダクトのひび割れに係る原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 







 
原子炉補助建屋排気筒排気ダクトのひび割れ
(1号機)




 
16.12.23 調査の結果、補助建家排気筒に20箇所、格納容器排気筒に1箇所のひび割れが認められた。
今回のひび割れは以下の原因によるものと推定される。
@断続溶接部のひび割れ(原子炉補助建屋排気筒)
・排気ファンの運転に伴い、ダクト曲がり部の後流部については、圧力変動が発生しやすく、水平ダクト部は、補強鋼材の間隔が長く振動が大きくなりやすい。
・鉛直ダクト部は、短い間隔で連続した曲がり部の後流部であり、圧力変動が増加し振動が大きくなりやすい。
・このため、溶接残留応力があり、応力が集中する形状である断続溶接部において、変動応力が疲労限を超えたことから、ステンレス鋼板外面よりひび割れが発生し進展した。
Aシール溶接部のひび割れ(原子炉補助建屋及び格納容器排気筒)
・排気筒は雨天時に濡れる構造であることから、雨水が断続溶接部の隙間から浸入し、滞留した雨水により腐食が発生し、腐食がシール溶接部を進展したため、内外面を貫通するひび割れが発生した。
○原子炉補助建屋及び格納容器排気筒の水平ダクト部については、補強鋼材を追設したものに取替。
○原子炉補助建屋排気筒鉛直ダクト部については、ひび割れ個所を撤去し、同種・同材のステンレス鋼板で復旧するとともに、振動低減を図るための振動抑制用サポートを追設。
○原子炉補助建屋及び格納容器排気筒の水平ダクト部について、屋外部にある断続溶接部間の隙間は、雨水による腐食防止を図るためシール材を塗布。
○定期点検時に外観点検を行う等排気筒の点検要領を定め適切に管理する。
○2,3号機は1号機と異なり、振動による損傷が認められた類似箇所は振動しにくい又は強度が高い構造、腐食損傷が認められた類似箇所は雨水が浸入しない構造等となっており、外観点検を実施したが異常は認められなかった。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、四国電力の報告内容及び対策の実施状況等について確認することとしています。


    ○伊方発電所第1号機原子炉補助建屋排気筒排気ダクトのひび割れについて(鑑書)
    ○伊方発電所第1号機原子炉補助建屋排気筒排気ダクトのひび割れについて(本文)
    ○伊方発電所第1号機原子炉補助建屋排気筒排気ダクトのひび割れについて(添付資料1〜10)
    ○伊方発電所第1号機原子炉補助建屋排気筒排気ダクトのひび割れについて(添付資料11〜14)
    ○伊方発電所第1号機原子炉補助建屋排気筒排気ダクトのひび割れについて(添付資料15〜22)