[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について
(平成16年12月分)
 
17.2.10
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、伊方発電所で平成16年12月に発生した設備異常について、原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
  なお、12月24日に発生した復水器の海水の漏えいについては、次回定期検査時に原因調査を実施することとしており、原因と対策の報告があった段階で公表します。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 
スチームコンバータドレン冷却器フランジ部からの蒸気漏えい
(3号機)
16.12.10 当該フランジ部に使用されているメタルジャケット形パッキンは、構造上シート幅が狭い上に、スチームコンバータの起動・停止や発生蒸気量の変化により、ドレン冷却器水室内の圧力及び温度変化の影響を受け、経時的にパッキンシート面圧が低下し、フランジとパッキンの間の一部に微少な隙間が発生したため、蒸気漏えいに至ったものと推定される。 ○フランジシート面の手入れを実施し、シール性に優れたうず巻形パッキンに取替え復旧。
○メタルジャケット形パッキンを使用している3号機スチームコンバータ本体については、次回定検時、うず巻形パッキンに取替える。
屋外埋設配管からの消火用水の漏えい 16.12.17 長期間の使用により配管外表面に腐食が発生して減肉が進行し、貫通に至ったものと推定される。 ○配管損傷部については、新品の配管(炭素鋼)に取替え復旧。
○主要な屋外埋設消火配管については、従来より計画的に耐食性に優れたダクタイル鋳鉄管等へ取替えているが、機材保管庫へ消火用水を供給している埋設配管についても、平成17年4月までに、ダクタイル鋳鉄管等に取替える。
ほう酸注入ライン(常用)の異常
(3号機)
16.12.18 ステムフリーテストの実施頻度の変更に伴い、当該ほう酸注入ラインの使用頻度が毎月1回から2カ月に1回と少なくなったこと及びほう酸注入ラインは通常高濃度のほう酸水が滞留した状態となっていることなどから、配管垂直上部の空気だまり部でほう酸水が蒸発してほう酸が析出し、徐々に大きくなり、ほう酸注入ラインが一時的に詰まったものと推定される。 ○ほう酸注入ラインを区画毎に通水確認した後、1次冷却系統への通常の系統構成でほう酸水を注水し、正常に注入できることを確認。
○通常使用するほう酸注入ラインについて、2カ月に1回のステムフリーテストを行わない月についても通水確認を実施することとし、内規を変更。
海水ピット水位計電源装置の故障
(3号機)
16.12.25 当該水位計の信号変換器に電気を供給している電源装置が故障したことにより、水位の検出ができなくなったため、海水ピット水位の指示が下限に振り切れるとともに「海水ポンプ海水ピット水位低」の警報が発信したものと推定される。 ○当該電源装置を新品に取替え復旧。
○電源装置の不具合が確認された場合は、通常監視用の水位計により地震時の監視も行えるよう監視装置を設定するとともに、速やかに供給電源を一般作業用電源に切り替え、機能を回復させる。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、当該部の復旧状況の確認など、四国電力の対策が確実に実施されていることを確認しています。