[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について
(平成17年3月分他)
 
17.5.10
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、伊方発電所で平成17年3月に発生した設備異常及び平成17年2月24日に発生した伊方3号機総合排水処理装置沈殿池水位計の故障について、原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 
総合排水処理装置沈殿池Bの水位計の故障(3号機) 17.2.24 当該水位検出器は、建設当時(平成4年3月)より使われていたことから、水位検出器が経年劣化により故障し、指示がスケールダウンしたものと推定される。 ○当該水位計を新品に取替え復旧。
○念のため、同時期に設置された他の沈殿池の水位検出器についても新品に取替済。
補助蒸気ドレン配管からの水漏れ(2号機) 17.3.3 当該部がT形継手部であり、合流に伴うドレンの衝突によりエロージョン(浸食)が発生、徐々に減肉が進行し、貫通に至ったものと推定される。 ○当該部を耐エロージョン性に優れたステンレス製品に取替え復旧。
非常用ディーゼル発電機の補助蒸気配管継手部からの蒸気漏えい(2号機) 17.3.15 当該伸縮継手が内筒出口から出口配管において内径が広くなっていることから、内筒出口において蒸気の膨張によって流れに乱れが生じ、出口配管内面でエロージョンが発生、徐々に減肉が進展し、貫通に至ったものと推定される。 ○当該伸縮継手部をステンレス製短管に取替え仮復旧(同仕様のA号機も取替え。)。
○次回定期検査時にステンレス製伸縮継手に取替える。
○1号機は仕様が異なり減肉の可能性は低いが、材質が炭素鋼であるため、今後ステンレス製伸縮継手に取替える。
A※ 余熱除去ポンプ軸受部からの水漏れ(3号機) 17.3.15 今定期検査での軸封部組立時に、遊動環の取付方向を誤って組み立てたことから、シール部での漏れが生じやすい状態となり、ポンプの運転等により流体圧力が上昇した際に漏えいが生じたものと推定される。 ○作業要領書に遊動環の取付方向の図、取付時の手順及び注意事項を記載するとともに、品質管理者による立会を確認事項として追加したうえで、軸封水部を新品に取替え、試運転により漏えいがないことを確認し、復旧。
○再発防止対策として、以下の対策を実施する。
・製作時に遊動環に取付方向を明示し、取付方向の印の確認を作業要領書に追加。
・ヒューマンファクター教訓シートを作成し、関係箇所に周知。
・ポンプ点検の教育内容に追加。
・品質管理に関する重要ポイントに追加し、作業前ミーティング等で周知。
 ※国における法律に基づく報告対象該当の有無の確認に時間を要したため、A区分として公表した。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、当該部の復旧状況の確認など、四国電力の対策が確実に実施されていることを確認しています。