[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について
(平成17年5月分)
 
17.7.11
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、伊方発電所で平成17年5月に発生した設備異常について、原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
  なお、5月18日に発生した抽気逆止弁駆動用電磁弁の故障及び5月30日に発生した雑固体焼却設備排気ラインの伸縮継手部のひび割れについては、現在、原因調査中ですので、原因と対策の報告があった段階で公表します。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 
ほう酸濃縮液ポンプ2Aシール部からの漏えい
(2号機)
17.5.13 漏えいの原因は、軸スリーブ表面が肌荒れしていたため、当該ポンプ機内水を純水に置換した際、純水の圧力によりOリングが軸スリーブとメカニカルシールシールリングの間に噛み込んで軸スリーブとシールリングが固着した状態となった。肌あれの主要因としては、ほう酸水雰囲気下における隙間部の腐食が原因と推定される。その後、循環運転のためにポンプを起動したことにより羽根車が回転し、その推進力によって、主軸、軸スリーブとシールリングが一体となってポンプ入口方向に動いたため、シール部に隙間ができ、水が漏れたものと推定される。 ○当該ポンプについては、軸スリーブ表面をコンパウンドにより手入れを行うとともに、メカニカルシールを新品に交換し復旧。○類似の軸封水部を有するポンプの分解点検に当たっては、軸スリーブ表面の状態を確認し、必要に応じてコンパウンドによる手入れを行うよう作業要領書に追加。
伊方発電所における地震の観測
(1、2、3号機)
17.5.25 3号機中央制御室における地震発生を示す表示灯の異常については、3号機観測用地震測定装置のホスト装置あるいは収録装置の通信カードに一時的な障害が発生し、当該表示灯が点灯しなかったものと推定される。 ○当該装置の通信用カードを新品に取り替え復旧。
屋外消火用水配管からの消火用水の漏えい
(1、2号機)
17.5.31 漏えい箇所付近においてフランジ締め付け力が不足していたため、消火ポンプの起動や電動弁の開操作による消火用水配管内圧の変動により、ゴムパッキンが徐々に外側に押し出され、アスファルト固化装置の消火設備点検のために電動弁を開操作したことにより、ゴムパッキンの内側が割れて漏えいに至ったものと推定される。 ○当該ゴムパッキンを新品に取り替え復旧。○同型のゴムパッキンを使用しているフランジの締め付けについては、金尺等を用いてフランジ面間寸法を確認し、フランジ面の締め付けが適正であることを確認するよう作業要領書に記載する。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、当該部の復旧状況の確認など、四国電力の対策が確実に実施されていることを確認しています。