[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について
(平成17年6月分他)
 
17.8.10
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、伊方発電所で平成17年6月に発生した設備異常及び平成17年5月18日に発生した伊方3号機抽気逆止弁駆動用電磁弁の故障について、原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 
抽気逆止弁駆動用電磁弁の故障
(3号機)
17.5.18 当該電磁弁が製造時のばらつきにより釈放電圧(電磁弁が励磁状態から無励磁になる時の電圧)が低かったことに加え、連続通電するとコイルの温度の上昇に伴い釈放電圧が低下する特性であったため、連続通電及び周囲温度の上昇に伴い釈放電圧が更に低下した。このため、テスト時の供給電圧(約8V)を下回り(工場調査時:約6.9V)、テストスイッチを押しても当該電磁弁が釈放(復帰)しなかったため、抽気逆止弁が閉動作しなかったものと推定される。 ○当該電磁弁を連続通電時にも釈放電圧の低下のない特性の新品に取り替え復旧。○他の抽気逆止弁の電磁弁については正常に動作することを確認しているが、念のため、次回定期検査時に同様の特性を有する電磁弁に取り替えることとし、取替えまでの間は表面を冷却しコイルの温度の上昇を抑制する。○抽気逆止弁の電磁弁を購入する際は、釈放電圧を確認指定できるように計器台帳にその旨記載する。
稀ヒドラジンポンプの注入不良
(1号機)
17.6.2 前回定期検査で実施した当該ポンプの空気抜き機構のチュービング管の取替え作業において、同機構内部に空気が残ったことから当該機構が作動不調となり、このため、ポンプ運転開始後に作動油中に混入した空気が十分に排出されず徐々に蓄積され、注入不良を起こしたものと推定される。 ○空気抜き機構の組立に際し、作動油を注入したオイルシリンダーとチュービング管を取付け一体のものとした状態でポンピングを繰り返し行い、同機構内部の空気抜きを確実に実施した後、ポンプ本体へ組み込みを行い復旧。○空気抜き機構の取り外しを伴う作業の要領書に上記要領を追加。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、当該部の復旧状況の確認など、四国電力の対策が確実に実施されていることを確認しています。