[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について
(平成17年12月分)
 
18.2.10
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、伊方発電所で平成17年12月に発生した設備異常について、原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 











 
第5高圧給水加熱器Aの伝熱管溶接部からの漏えい
(2号機)




 
17.12.1










 
当該給水加熱器の製作段階において、伝熱管と管板を溶接した際に発生した微小な気孔(溶接時に発生する欠陥の一つ)が連続し発生し、これが製作時の浸透探傷検査以降に開口し、漏えいに至ったものと推定される。




 
○当該溶接欠陥部を除去した後、補修溶接を実施し、耐圧検査により異常のないことを確認し復旧。
○B号機について、漏えい検査を実施し、異常のないことを確認。
○同一の伝熱管取付構造である1号機第5高圧給水加熱器2基についても、次回定期検査において漏えい検査を実施する。
































 
安全注入系統配管のドレン配管溶接部からの漏えい
(2号機)


























 
17.12.20































 
当該ドレン配管溶接部のひびは、
・当該ドレン配管とドレン弁はソケット溶接形状でであり、溶接端部に応力が集中し、比較的疲労強度が低い形状であったこと
・通水確認時は、安全注入テストライン弁を閉止しており、空気溜まりによる圧力変動の影響を受けやすい系統構成であったこと
・当該ドレン配管の近傍には、高圧仕様の逃し弁が設置されており、逃し弁が動作した場合には大きな振動が当該ドレン配管に発生すること
により、過去の定期検査時の逃し弁の動作によりひび割れが発生し、進展・貫通に至ったものと推定される。














 
○当該ドレン配管及び弁を新品に取替え復旧。なお、疲労強度の高い改良型溶接継手へ変更。
○逃し弁動作時に配管の振動発生を防止するため、安全注入テストライン逃し弁に支持構造物を設置。
○取替え後の通水試験は、圧力変動の影響を受けないよう安全注入テストライン弁を開とした状態で高圧注入ポンプを起動するとともに、出口弁を徐々に開とするように手順を改善したうえで試験を行い、異常のないことを確認。また改善手順に関するワンポイントレッスンを作成し関係者に周知。
○当該以外の系統は、系統構成の違い等から同様事象発生の可能性は低いが、念のため、安全上重要な系統等についてPTにより健全性を確認。その他の系統も次回定期検査で健全性を確認する。また、振動の影響を防止するための支持構造物の設置が有効な箇所について、次回定期検査で改造を行う。
○1,3号機についても、次回定期検査で同様な点検等を行う。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、当該部の復旧状況の確認など、四国電力の対策が確実に実施されていることを確認しています。