[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成18年3月分他)
 
18.5.10
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、伊方発電所で平成18年3月に発生した設備異常、平成18年2月21日に発生した伊方1号機復水器放水管のひび割れについて、原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
  なお、3月22日に発生した伊方3号機非常用ディーゼル発電機の冷却水配管からの漏えいについては、現在、原因調査中ですので、原因と対策の報告があった段階で公表します。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 













 
復水器放水管のひび割れ
(1号機)










 
18.2.21












 
放水管に割れが発生した原因は、
・当該放水管のエビ折り形状のエルボ製作時の芯合わせまたは溶接による引張りの残留応力
・配管据付け時の芯合わせによる引張りの残留応力
・配管据付け後のコンクリート打設による自重及び浮力による引張りの残留応力
等が重畳して、配管外面に割れが発生し、割れ箇所に湧水等の浸入による選択的な腐食により、配管外面の割れが進展し、貫通に至ったと推定される。 
○割れ箇所に、当て板溶接補修を実施した。
○1、2、3号機における類似の海水系の大口径配管については、引き続き毎回定期検査時に配管内面の目視点検を実施し、類似箇所に割れ等の異常がないことを確認する。





 










 
復水脱塩装置の配管取替工事における発煙
(1号機)





 
18.3.1









 
発煙の原因は、ガスバーナーで鉄板を切断した時、養生用の防炎シートを鉄板近くに設置したため、高温のガスバーナーの炎が直接防炎シートに当たり、シートが高温となり煙が発生したものであり、それにより火災報知器動作に至ったものと推定される。
 


 
○関係協力会社に対し、火の粉飛散防止の徹底等、溶接・溶断・グラインダー作業時の火災防止対策の基本原則について再周知した。
○防炎シートは、ガス切断等の炎が直接当たらないよう十分離して養生するよう、作業要領書に追記した。
○ワンポイントレッスンを作成し、関係者に周知した。





 
送電線後備保護リレーの故障
(3号機)

 
18.3.24




 
後備保護リレーの故障の原因は、電源ユニット内に組み込まれている半導体集積回路の偶発故障により出力電圧が低下したものであり、それにより後備リレーA装置の異常を示す警報が発信したものと推定される。 ○電源ユニットを新品に取り替えた。



 
 
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、当該部の復旧状況の確認など、四国電力の対策が確実に実施されていることを確認しています。