[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成18年6月分)
 
18.8.10
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 伊方発電所で平成18年6月に発生した設備異常について、原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 


伊方発電所における地震の観測について
(1,2,3号機)
[制御棒位置指示装置の不具合について(1号機)]
18.6.12

地震による巡視点検の結果発見された制御棒位置指示装置の不具合は、当該装置の信号処理カードの一時的な不具合により出力信号の揺らぎが発生し、指示計指示に揺らぎが生じたものと推定される。
なお、現地及び工場においても、タッピングにより出力信号が変化しなかったこと及びカードの構造上振動により不具合を起こす部品がないことから、今回の不具合は地震との因果関係はないものと推定される。 

 
○当該カードを予備品に取り替えた。
○信号処理カードを予備品として今後とも準備しておく。






安全補機開閉器室空調ファン軸受部からの異音について
(1号機)


18.6.14

当該空調ファンの異音の原因は、
・軸受のフレッティング摩耗・フレーキング・割れが水平方向を起点に発生していること。
・軸受台の中央部が凹状に歪んでおり、この状態で軸受箱を締め付けると軸受箱が楕円形に変形したこと。
から、凹状に歪んだ軸受台に、ライナープレートと軸受箱を取り付けたことにより、軸受箱が楕円形に変形して軸受外輪を圧迫し、この状態でファンを運転することにより、外輪ボール軌道面とボールの接触面に局部的に過大な面圧が発生し、軸受の破損に至ったと推定される。
なお、軸受の破損が比較的短い時間に発生した原因は、軸受箱をボルトで締め付ける作業を分解点検の度に繰り返すことにより、ライナープレートが徐々に変形し、軸受箱の変形量が増加したためと推定される。
○軸受取付時に軸受箱を変形させるような外力が加わらないよう、当該ファン軸受台の軸受取り付け面を研削手入れし、平坦に修正した。また、軸受を新品に取り替えるとともにライナープレートを均一な厚みで変形のないものに取り替え、軸受取付時に取り付け面の平坦度に問題ないことを確認し復旧した。
○軸受取り付け箇所、ライナープレート及び軸受底面の平坦度管理基準を設け、作業要領書に反映した。
○当該ファンのプーリー側軸受及び当該ファンと同型であるA号機についても同様な調査を実施したところ、軸受台に同様な歪みが確認されたため、修正加工を施した。
○類似のファンについては、至近の点検時に調査を実施し、平坦度管理基準を逸脱しているものについては、修正加工を施す。
 
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、当該部の復旧状況の確認など、四国電力の対策が確実に実施されていることを確認しています。