[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について
(平成18年10月分他)
 
18.12.11
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、伊方発電所で平成18年9月4日に発生した伊方2号機非常用ディーゼル発電機からの燃料油の一部漏えい、平成18年9月14日に発生した伊方1号機廃液フィルタ室入口付近での水たまり及び平成18年10月11日に発生した伊方2号機一次冷却材中のよう素濃度の上昇について原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 


非常用ディーゼル発電機からの燃料油の一部漏えい
(2号機)
18.9.4


燃料油の一部漏えいの原因は、非常用ディーゼル発電機Aの運転により生ずる振動を長期間受けた結果、構造上、応力が集中しやすいドレン配管継ぎ目部において、振動による疲労破壊に至ったと推定される。
○当該配管を応力を緩和した形状の新管に取替えた。念のため、発電機Bの配管も取替えた。1号機についても次回定検時に同様に取替える。
○ドレン配管の振動を低減するため、配管サポートを取り付けた。
○1、3号機のドレン配管について、外観点検を行い異常のないことを確認した。
○ドレン配管の目視点検の実施について、点検要領書に追記した。
 



廃液フィルタ室入口付近での水たまり
(1号機)
18.9.14


水たまりの原因は、蒸気発生器Aブローダウンサンプリング配管の現地溶接時、溶接姿勢が十分確保できない状況でソケット溶接作業を実施したことから、溶接不良(溶け込み不良およびブローホール)が生じ、プラントの運転や起動・停止による蒸気発生器二次側圧力・温度変化により溶接部が疲労し、わずかな溶着部分が貫通して漏えいに至ったものと推定される。
○狭所においても的確に溶接できる自動溶接機を使用し、当該漏えい箇所を新しい配管に取替えた。取替えにあたり、溶接部をより信頼性の高い突き合わせ溶接にした。
○1、2号機の蒸気発生器ブローダウンサンプリング系統および一次冷却材系統に接続されているサンプリング系統であって高温・高圧の流体が通水されることにより溶接部が温度・圧力変化するソケット溶接箇所を計画的に突き合わせ溶接継手に取替える。

 


一次冷却材中のよう素濃度の上昇
(2号機)

18.10.11


一次冷却材中のよう素濃度の上昇は、
・シッピング検査の結果、燃料1体について漏えいが認められたこと
・当該燃料について調査した結果、外観には漏えいに至るような損傷および変形は認められず、製造、取扱および運転履歴に異常が認められなかったこと
から、当該燃料に偶発的に発生した燃料棒からの微少な漏えいと推定される。
○漏えいが認められた燃料は、健全な燃料に取替える。
○漏えいが認められた燃料は、外観上の損傷等が認めれらないことから、他の燃料と同様に、再処理施設へ搬出されるまでの間、使用済み燃料ピットで保管する。


 
 
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、当該部の復旧状況の確認など、四国電力の対策が確実に実施されていることを確認しています。