[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成19年2月分)
 
19.4.10
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 伊方発電所で平成19年2月に発生した2件の設備の異常に係る原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 


制御用空気圧縮機3Aの異常
(3号機)


19.2.1


アンローダバネが折損した原因は、バネ製作段階の素材移動時に発生させた擦り傷が起点となり、繰り返し荷重を受けることで、バネが疲労破壊したものと推定される。
また、無負荷運転電流値及び吸気弁周辺温度が上昇した原因は、吸気弁No.4の当該バネを含む消耗部品は取り替えたが、吸気弁No.3のアンローダバネは折損していたままであったため、吸気弁No.3は無負荷時に吸気弁ピストンに駆動圧力が加わっても当該バネ折損によりアンローダフォークが途中までしか下降せず、吸気弁が全開にならない状態となった。このため、吐出工程において吸気弁No.3で空気抵抗が発生することにより、シリンダ内で若干圧縮が発生するため、無負荷運転電流値が上昇したものと推定される。また、圧縮され温度上昇した空気は、空気抵抗の少ない吸気弁No.4から吐出されることにより、吸気弁No.4廻りの温度が上昇したものと推定される。 
○当該バネを非破壊検査および外観点検を実施した新品に取り替えた。また、制御用空気圧縮機B号機の同型バネについてもA号機同様に検査・点検し、念のため新品に取り替えた。
○当該バネについて、受け入れ時に内面目視検査および浸透探傷試験を実施することとした。また、今回の事象においてバネ内側の軸方向に垂直な擦り傷が発生する可能性があることがわかった旨、あらためてメーカに周知するとともに、メーカへの発注時の要求事項として、製作時の検査項目に内面目視検査と浸透探傷試験を追加することとした。
○運転中の故障に対応するため、当該バネ(1台分4巻)の予備品を常備しておく。
 



脱気器加熱蒸気圧力制御弁からの制御用空気漏れ
(1号機)


19.2.5


リレー及びリレーガスケット取替時に、ネジを強く締めすぎたことからリレーガスケットが伸ばされ当たり面よりはみ出した。その後、内部の空気圧によりリレーガスケットが押された結果、リレーガスケットの一部破損により空気漏れに至ったものと推定される。

○リレー取付時のネジ締め付けは、トルク管理を行うよう作業要領書へ記載する。
○1,2,3号機同型式ポジショナーについて、全数排気口より異常な空気漏れのないことを確認した。
○1,2,3号機同型式ポジショナーについて、至近の定検にてリレーガスケットの異常なはみ出しのない事を確認する。
 
 
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、当該部の復旧状況の確認など、四国電力の対策が確実に実施されていることを確認しています。