[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成20年10月分他)
 
20.12.10
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、平成20年10月までに発生した2件の異常に係る原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 


 
2次系ブローダウンタンク排水の冷却水配管からの消火用水の漏えい
(1号機)

 
20.9.12
 
 配管内面を調査したところ、配管製作時の長手継ぎ手溶接部に、溝状の腐食及び貫通穴が認められた。当該冷却水配管は炭素鋼配管であり、経年使用により長手継ぎ手溶接部に沿った溝状の腐食が発生進展し、貫通に至ったものと推定される。

 
(1)当該冷却水配管は、プラント運転中は使用しておらず、定検中のみの使用であることから、消火用水系統からの切り離しを行い、閉止フランジを取り付けた。
 当該冷却水については、今後、所内用水系統から供給するよう変更する。
(2)同じ仕様で長手継ぎ手溶接部がある1号機の1箇所については、平成21年度に取替を実施する。
 


非常用ディーゼル発電機3B始動用空気圧縮機の異常
(3号機)

 
20.10.29

 空気圧縮機の2段目安全弁が動作した原因は、2段目シリンダへの潤滑油供給配管の逆止弁の動作不良が生じたことから潤滑油が供給されなくなり、2段目シリンダのピストンリングが摩耗して隙間ができたことから、3段目シリンダから2段目シリンダへ圧縮空気が漏れ、2段目系統内の圧力が通常より高くなり、2段目安全弁が動作したものと推定される。
 逆止弁の動作不良の原因は、逆止弁内部に滞留した潤滑油が長期の間に次第に変質劣化して硬化するとともに、不溶性スラッジが生成し、それが逆止弁の流路部や鋼球、コイルばねに付着して、閉固着となったものと推定される。
 
(1)空気圧縮機3Bの逆止弁、ピストン及びピストンリング等を新品に取り替えた。
(2)空気圧縮機3Aの逆止弁を念のため新品に取り替えた。
(3)3号機非常用ディーゼル発電設備の空気圧縮機の分解点検時には逆止弁を取替えるとともに、毎定検時の潤滑油交換時には逆止弁の動作試験を実施することとし、その旨を作業要領書に反映する。

 
※4月7日に発生した伊方2号機格納容器外周コンクリート壁の主給水配管貫通部の配管支持構造物を冷却する装置からの水漏れについては、次回定期検査時に詳細を調査することとしており、原因と対策の報告があった段階で公表します。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、再発防止対策が適切に実施されていることを確認しています。