[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(11月19日分)
 
22.2.5
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、伊方発電所で平成21年11月19日に発生した伊方3号機一次冷却材中のキセノン濃度の上昇について原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。(11月19日第1報、1月7日第2報、1月22日第3報公表済)
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 

一次冷却材中のキセノン濃度の上昇
(3号機)

21.11.19
漏えいが認められた燃料集合体1体の全ての燃料棒(264本)に対し、超音波調査を実施した結果、漏えい燃料棒1本を特定した。
当該燃料棒の全長に亘り、ファイバースコープによる詳細調査を実施した結果、第1支持格子内において支持板やばね板と燃料棒の間に隙間等が認められた。
第1支持格子内全ての燃料棒についてファイバースコープにより調査した結果、隙間等の異常は認められなかった。
今回の燃料集合体からの放射性物質の漏えいは、
○製造、取扱および運転履歴に異常は認められなかったこと。
○漏えいが認められた燃料棒以外に隙間等は認められなかったこと。
○他の燃料集合体に対する追加調査結果において、漏えいが認められた燃料集合体と同様の異常は認められず、使用履歴等においても漏えいにつながるような要因は認められなかったこと。
などから、燃料集合体の設計または製造に共通する要因によるものではなく、第1支持格子内における燃料棒と支持板またはばね板の接触面で、当該燃料固有の何らかの要因により燃料棒の微小な振動による燃料被覆管の摩耗が進展し、燃料棒に微小孔が生じたものと推定。

(1)漏えいが認められた燃料集合体は再使用しない。
 また、漏えいが認められた燃料集合体と同一時期に製造された燃料集合体については、念のため使用を見合わせる。
(2)燃料からの漏えいの有無は1次冷却材中のよう素濃度を監視することによって検知することが可能であることから、今後とも、よう素濃度が原子炉施設保安規定に定める運転上の制限を十分下回っていることを、監視していくこととする。
(3)他プラントにおいて漏えいが発生したステップ2高燃焼度燃料に対して計画されている照射後試験(PIE)に当社も参画し、試験結果を踏まえて必要な対策を講じる等により、燃料の信頼性向上を図っていくこととする。

 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、四国電力の報告内容等について確認しています。