[異常時通報連絡の公表文(様式1-2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
(平成22年8月分)
 
22.9.9
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 平成22年8月に、安全協定に基づき四国電力(株)から県へ通報連絡があった異常は次のとおりですので、お知らせします。
県の
公表
区分

異常事項
 
通報
連絡
年月日

概        要
 
管理
区域
該当
国へ

報告

備考
 

海水淡水化装置建屋内での塩酸の漏えい
(3号機)
22.8.2
通常運転中の伊方3号機において、海水淡水化装置建屋内で塩酸ガスの検知を示す信号が発信したことから、運転員が現場を確認したところ、塩酸受入中の塩酸貯槽まわりから塩酸が漏えいしていることを確認した。
その後の調査の結果、海水淡水化装置の塩酸を含む系統の点検において、漏えいがあったフランジは分解点検を実施しており、点検後の締め付けが不十分であったことから、塩酸の受入時に漏えいしたことを確認した。
塩酸の漏えい量は約10ℓで、漏えいした塩酸は建屋内に留まっており外部への流出はない。
建物周辺の塩酸ガスを測定した結果、検出限界未満(0.1ppm)であり、塩酸ガスによる周辺環境への影響はない。
当該フランジ部は、念のためガスケットを取り替えて確実に締め付けを行うとともに今回分解点検を行ったその他のフランジについても確実に締め付けられていることを確認した。
その後、塩酸を受け入れ、同装置の運転において漏えいのないことを確認し、通常状態に復旧した。
今後、詳細を調査する。
本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。

×
今回
公表

タービン非常用油ポンプ電源装置の異常
(1号機)
22.8.3
調整運転中の伊方1号機において、通常は使用していないタービン非常用油ポンプの電源装置異常を示す信号が発信した。
調査の結果、タービン非常用油ポンプの電源回路にある整流器の制御カード不具合により、整流器出口の電圧が上昇したため、電源装置の異常を示す信号が発信したことを確認したので、当該カードを取り替えた後、整流器の制御状態に異常のないことを確認し、通常状態に復旧した。
今後、詳細を調査する。
本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。

×
今回
公表

モニタリングポストNo.3の伝送装置の異常
(1,2,3号機)
22.8.4 モニタリングポストNo.3の故障を示す信号が発信した。
モニタリングポスト、中央制御室及び緊急時対策所等を確認したところ、緊急時対策所の環境モニタリング盤の高レンジ線量率、低レンジ線量率指示と放射線管理用計算機システムの高レンジ線量率の指示値に異常が見られた。
その後、事象発生時の状況から不具合が発生したと考えられるモニタリングポストの伝送装置及び光コンバータの取替を実施し、健全性を確認して正常状態に復帰した。
なお、モニタリングポストNo.3(現地)及び中央制御室の野外モニタ盤において、高レンジ線量率、低レンジ線量率すべて正常に表示されており、復旧までの間、線量率に異常のないことを確認している。
今後、詳細を調査する。
本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。
×
今回
公表

主変圧器火災警報装置の誤発信
(3号機)
22.8.5 通常運転中の伊方3号機において、主変圧器火災警報が発信し、水噴霧消火装置が作動した。
現場に火災の痕跡がなく主変圧器の油温度にも上昇の傾向が見られないことから、火災は発生しておらず主変圧器火災警報が誤発信したと当直長が判断し、その旨連絡責任者が消防署に連絡した。
その後、消防署の現地確認の結果、「火災でない」と判断された。
調査の結果、主変圧器に設置している感知器20個のうち、1個に不具合があり誤動作を起こしたことから、水噴霧消火装置が作動したことを確認した。
このため、これを予備品と取り替えた後、感知器の動作試験を行い正常に動作することを確認し、通常状態に復旧した。
この間、監視人等により監視を行い、主変圧器廻りに問題はなかった。
今後、詳細を調査する。
本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。
× 今回
公表
一次系弁の漏えい監視用温度伝送装置の異常
(1号機)
22.8.11 通常運転中の伊方1号機において、一次系の弁の漏えい監視用温度の異常を示す信号が発信した。
発信した信号は、「余熱除去系出口弁1A(1B)リークオフ温度高」、「ループ1A(1B)ドレンライン温度高」等(8個)であった。
当該設備はこの系統の温度を測定することで漏えいの有無を監視する設備であるが、格納容器冷却材ドレンタンクの温度、水位及び格納容器内の放射線モニタ指示等に異常がないため、実際に弁から漏えいがあったものではないことを確認した。
その後の調査において、8個の温度検出器は、1系統の送受信器に集約されていることから、中央制御室に温度指示を伝送している送信器または受信器の不具合により、異常を示す信号が発信したと推定し、修理することとした。
それまでの間は、格納容器冷却材ドレンタンクの温度、水位及び格納容器内の放射線モニタ指示等で漏えいを監視する。
今後、詳細を調査する。
本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。

× 速報済
充てんポンプ点検用フランジ部からの水漏れ
(2号機)
22.8.16 通常運転中の伊方2号機において、運転員が充てんポンプ室内のポンプ点検用フランジ部から漏えい(1滴/20秒)があることを確認した。
当該部隔離のため、充てんポンプを停止したところ、水の漏えいは停止した。
点検の結果、ポンプ点検用フランジ部のボルト締め付け状態は良好であったが、当該フランジで締め付けているリフト押さえとポンプケーシング部の隙間をシールするためのOリングの一部に損傷が見られた。
また、当該フランジ部以外のポンプ点検用フランジ部(10か所)についても点検したところ、2か所でOリングに一部損傷が見られた。
このため、損傷のあったOリングを含むすべてのOリングを取り替えた後、充てんポンプの確認運転を行って、漏えいのないことを確認し、通常状態に復旧した。
漏えい量は、約120cc(放射能量は70Bq)で、全量紙ウエスで回収した。
充てんポンプは1台で必要な能力を有しており、運転への影響はない。
今後、詳細を調査する。
本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。

× 速報済
系統ショックによる電気出力の瞬間変動
(1,2号機)
22.8.18 送電系統への落雷による瞬間的な電気出力の変動(最大9.0%)が発生。変動は瞬時に復帰し、設備等への影響はなかった。
× 今回
公表
充てんポンプ逃がし弁の異常
(2号機)
22.8.20 通常運転中の伊方2号機において、充てんポンプ点検後の確認運転を終え、運転機の切り替え操作をしていたところ、ポンプ出口の逃がし弁が動作し続け、吹き止まらなかったため当該ポンプを停止した。
再度当該弁を加圧し確認した結果、当該弁は正常に閉止していることが確認された。
その後、充てんポンプの運転状況を監視していたが、当該弁が確実に閉止していることを確認し、通常状態に復旧した。
なお、当該弁が動作した場合でも吐出したほう酸水は系統内に回収され外部には漏えいしない。
今後、詳細を調査する。
本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。

× 速報済
 
2 外部への放射能漏れや周辺環境放射線への影響はないものでした。