[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成22年4月27日分及び6月11日分)
 
22.7.8
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力鰍ゥら、伊方発電所で平成22年4月27日に発生した「伊方1号機非常用ディーゼル発電機の海水配管からの海水漏れ(公表区分A)」及び6月11日に発生した「伊方1号機原子炉補機冷却水冷却器の海水配管からの海水漏れ(公表区分A)」に係る原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 
非常用ディーゼル発電機の海水配管からの海水漏れ
(1号機)
22.4.27 当該配管の保守点検作業時、ライニング施工時から配管内面のポリエチレンライニングの表面近傍に存在していた気泡の直上部に、作業用工具の接触による衝撃荷重が加わったことにより初期き裂が発生した。
その後、ポリエチレンライニング施工時の残留応力によりき裂が進展し、炭素鋼管内面に達したため、き裂部から浸入した海水により炭素鋼管の内面から外面に向かって腐食が進行し、炭素鋼管の貫通に至ったものと推定。
(1) 漏えいのあった配管を新品に取り替え た。
(2) 1号機の原子炉補機冷却海水設備配管等の全数について調査した結果、ライニングにき裂が認められた6箇所のポリエチレンライニング管及び2箇所の厚膜形エポキシ樹脂塗装管については、再ライニング、ライニング補修又は新品への取替えを行った。
(3) 直接目視確認できない配管については 次のとおり変更する。
 ア 点検頻度
 点検頻度を増やし知見の拡充を図ることとし、これまでの12定検に1回以上から6定検に1回以上に変更する。
 流速の急激な変化の可能性がある範囲に設置されている配管を抽出するとともに、点検頻度を12定検に1回以上から、2定検に1回に変更する。
 イ 点検方法
 フランジ開放部からの目視点検に加え、ファイバースコープ、CCDカメラ、遠隔点検ロボットによる点検を実施する。
(4) 保守点検作業時、除貝作業等でやむを得ず工具を使用する場合は、ライニング表面に衝撃荷重を与えないよう作業上の注意事項を作業要領書に反映するとともに、関係者に周知徹底を図る。
(5) 今後、ライニングの点検結果について、点検対象、点検の着眼点及び結果を明確化した点検記録を作成するよう作業要領書に反映する。
原子炉補機冷却水冷却器の海水配管からの海水漏れ
(1号機)
22.6.11 当該配管の上流のバタフライ弁で海水の流れが絞られた際、当該弁下流で流速の急激な変化により、当該配管内面のゴムライニングに局所的な減肉・剥離が発生した結果、炭素鋼管が配管内の海水により腐食して貫通に至ったものと推定。
当該配管は、流速の急激な変化によるライニングの局所的な減肉・剥離などの特別な損傷モードが考えられる部位として着目した点検頻度が設定されていなかったことが、異常の兆候を早期に発見できなかった原因となったものと推定。


2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、対策が適切に実施されていることを確認しています。