[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成23年5月分)
 
23.8.10
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、平成23年6月までに発生した2件の異常に係る原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 
タービン建屋火災感知器短絡保護カードの異常
(3号機)

23.5.10
定期検査中の伊方3号機において、中央制御室でタービン建屋地下1階に設置されている13台の火災感知器の無応答を示す信号が発信した。
調査の結果、タービン建屋中継器盤内に設置されている短絡保護カードが動作していることを確認した。
本事象は、メーカーの詳細調査においても再現性が確認できなかったことから、短絡保護カードの一過性の不具合により動作信号が発信し、火災感知器が無応答となったと推定。
本事象によるプラント及び環境への放射能の影響はなかった。

(1)当該短絡保護カードの取替えを行い、健全性を確認した。
(2)これまでと同様に定期的な点検を行うとともに、今後、当該カード故障時に速やかに対応するため予備カードを常備しておく。

蒸気発生器ブローダウン系統からの水漏れ
(3号機)
23.5.18 定期検査中の伊方3号機において、蒸気発生器ブローダウン系統の復旧前の水張り操作を実施していたところ、運転員が当該系統の流量検出配管の継手部から水が漏えい(5m×5m程度)していることを確認した。
本事象は、作業要領書に計装品の取り外し・取り付けに関する担当者や責任の所在について記載されてなく、作業が明確でなかった。そのため、作業管理責任者が計装担当者に取り外した流量検出配管の取り付け依頼を行わず、作業完了手続きを行ったため、検出流量配管が取り付けられないまま、系統の水張りが実施され、流量検出配管取り外し部より水張り用純水が漏えいしたと推定。
本事象によるプラント運転への影響及び周辺環境への放射能の影響はなかった。

(1)計装品の取り付け作業を明確にするため、共通作業要領書及び「配管フランジ等取外し、取付」の標準要領書に担当者や責任の所在等について追記するとともに、関係者に周知した。
(2)計装品の取り外し及び取り付けに係る作業依頼について、作業管理責任者が必ずEAMで手続きを行う旨を作業要領書に明記し、関係者に周知した。

※平成23年3月7日に発生した「伊方3号機中央制御室放射線モニタの異常」、同年3月26日に発生した「伊方1号機非常用ディーゼル発電機燃料貯油槽油面計の異常」、同年5月20日に発生した「伊方1号機主蒸気管湿分測定用元弁からの水漏れ」、平成23年6月22日に発生した「伊方3号機放水ピット水モニタの異常」及び平成23年6月30日に発生した「伊方1,2号機取水口クレーン電動機のひび割れ」については、現在調査中ですので、原因と対策の報告後、公表します。また、中間報告のあった「伊方発電所岸壁クレーン軸受部からの油漏れ」についても、最終報告後、公表します。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、対策が適切に実施されていることを確認しています。