[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成23年9月分)
 
24.1.10
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、平成23年11月までに発生した1件の異常に係る原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 
原子炉補機冷却水冷却器海水出口配管の損傷
(1号機)
23.9.22 定期検査中の伊方1号機において、原子炉補機冷却水冷却器1Dの冷却用海水出口配管を点検中、保修員が、海水配管内面のライニングが損傷し配管が貫通していることを確認した。
また、他の冷却用海水出口配管を調査したところ、冷却器1Bの海水出口配管にも同様の貫通穴が確認された。
本事象は、ベンチュリー管の引抜き・挿入作業が作業要領書で明確にされていなかったことから、点検時のベンチュリー管の引抜き・挿入作業中に、ベンチュリー管の端部がゴムライニング部に接触して、ライニングに亀裂が生じ、その後、亀裂部から浸入した海水によって、配管が内面から腐食したものと推定。
本事象によるプラントへの影響及び周辺環境への放射能の影響はなかった。

(1)損傷のあった冷却器1Bと1Dの冷却用海水出口配管を新品に取り替えた。また、1Aの配管はライニングに損傷が見られたため、ライニングの張り替えを行い、1Cの配管は点検の結果、健全であることを確認した。
(2)当該配管の点検時に、ベンチュリー管の引抜き・挿入作業によってライニングを損傷することがないように、1,2号機の作業要領書に作業手順を明記した。
(3)ピンホールテスターを使用し、ライニングの微細な貫通傷を発見できるようにした。
(4)2号機については、第23回定検において開放点検を実施し、配管内部の状況を確認する。
 3号機については、ベンチュリー管を使用していないことを確認した。

※平成23年5月20日に発生した「伊方1号機主蒸気管湿分測定用元弁からの水漏れ」、同年8月18日に発生した「伊方2号機1次冷却材モニタの異常」、同年9月2日に発生した「伊方3号機開閉所リレー室火災受信機の異常」、同年9月27日に発生した「伊方3号機海水ポンプ軸受潤滑水流量の低下」、同年10月22日に発生した「伊方3号機海水ポンプ軸受潤滑水流量の低下」及び同年11月18日に発生した「伊方1号機ヒドラジンタンクからの漏えい」については、現在、四国電力㈱において調査中のため、原因と対策の報告書を受理後、公表します。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、対策が適切に実施されていることを確認しています。