[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成23年11月分他)
 
24.3.12
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、平成24年1月までに発生した2件の異常に係る原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 
海水ポンプ軸受潤滑水流量の低下
(3号機)
23.9.27
23.10.22
定期検査中の伊方3号機において、海水ポンプの軸受潤滑水流量の低下を示す信号が発信した。
流量計の点検を実施したところ、検出器内部に汚れが付着していたため、検出器の清掃を実施し、流量計の指示に異常がないことを確認のうえ、通常状態に復旧したが、再度、流量低下を示す信号が発信した。
調査の結果、信号ケーブルの検出器側シールド線にテーピング処理不良が確認された。
本事象は、検出器電極表面に汚れが付着し電極間の電位差が大きくなった状態で、テーピング処理不良のシールド線が筺体と接触したため、さらに電位差が大きくなり、入力異常信号が発信したと推定。
本事象によるプラントへの影響及び周辺環境への放射能の影響はなかった。
(1)当該流量計を予備品に取替えた。
(2)同型の電磁流量計の信号ケーブルについて点検を行い、シールド線の健全性を確認した。また、点検の手順書にケーブルシールド線の状況確認を追記する。
(3)これまでと同様に、定期検査時に流量計の健全性を確認するとともに予備品を常備しておく。
ヒドラジンタンクからの漏えい
(1号機)
23.11.18 定期検査中の伊方1号機において、ヒドラジン原液タンクから濃ヒドラジンタンクへヒドラジンを移送中、保修員が濃ヒドラジンタンクから漏えいしていることを確認した。
本事象は、長時間使用していなかったタンク内のヒドラジンの一部が窒素とアンモニアに分解して、ヒドラジンに溶解しない窒素がタンク液面計下部の元弁の狭わい部に滞留した。そのため、液面計の液位上昇が妨げられて、液面計が実際の液面より低く表示され、移送作業により満水となったヒドラジンが漏えいしたと推定。
本事象によるプラントへの影響及び周辺環境への放射能の影響はなかった。
(1)当該液面計元弁の点検を実施し、異常がないことを確認して復旧した。
(2)濃ヒドラジンタンク(1,2号機)へヒドラジンを液張りする場合のマニュアルを改正した。
○タンク上部のマンホールを開放し、実液位を目視確認しながら液張りを行う。
○液面計元弁の気泡を除去するため、液張り前に、数回、弁の開閉操作を行う。
 なお、他のヒドラジンタンクについては、電極式レベル計を使用しているため、同様の漏えいが発生することはない。
※平成23年8月18日に発生した「伊方2号機1次冷却材モニタの異常」、平成24年1月5日に発生した「伊方2号機湧水放出配管からの水漏れ」及び平成24年1月27日に発生した「伊方2号機排気筒ガスモニタの一時停止」については、現在、四国電力㈱において調査中のため、原因と対策の報告書を受理後、公表します。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、対策が適切に実施されていることを確認しています。