[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成24年3月分他)
 
24.6.11
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、平成24年3月他に発生した2件の異常に係る原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 
次冷却材モニタの異常
(2号機
23.8.18 常運転中の伊方2号機において、1次冷却材モニタの指示値が若干高めで変動していることを確認したことから、念のため、当該モニタの点検を実施することとした。
調査の結果、異常は見られず、その後、指示値は通常の値に戻り、変動は見られなかった。
調査の間は、別のモニタを設置し、監視を行ったが異常な値は認められなかった。
本事象は、現地調査、メーカー工場調査等各種調査を実施した結果、異常が認められなかったことから、一過性の事象と推定。
本事象によるプラントへの影響及び周辺環境への放射能の影響はなかった。
(1)当該モニタの検出器、信号処理部を予備品に取り替えた。
(2)これまでと同様に、日常保修点検(1か月点検、6か月点検)及び定期点検を実施し、健全性を確認するとともに、運転中のモニタ故障に対応するため、検出器及び信号処理部の予備品を常備しておく。
セメント固化装置脱水機の異常
(3号機)
24.3.21 定期検査中の伊方3号機において、セメント固化装置の分解点検後に確認運転中、異常を示す信号が発信し、同装置の脱水機が自動停止した。
調査の結果、脱水機の減速機内の潤滑油が少量しかなく、内部機構の一部が固着していることを確認した。
本事象は、分解点検の作業責任者が作業要領書を十分に確認せず復旧し、脱水機に潤滑油を給油していなかったこと、記録様式が給油について記載する様式となっていなかったことなどから、給油手順の確認を見落とし、潤滑油を給油せずに脱水機を起動したため、シャフトとギヤー部が固着したと推定。
本事象によるプラントへの影響及び周辺環境への放射能の影響はなかった。
(1)必ず作業要領書を確認しながら作業するよう、作業関係者に周知徹底した。
(2)固着した減速機の部品を取り替えるとともに、脱水機を組み立て後、確認運転を行い、異常のないことを確認した。
(3)給油を確実に実施するため、給油量を記録する様式とし、重要な手順は他の作業手順と混在させないよう当該作業要領書を改正した。
(4)上記の作業要領書の改正内容を「伊方発電所作業要領書作成手引き」に反映し、作業関係者に周知した。
※平成24年1月5日に発生した「伊方2号機湧水放出配管からの水漏れ」、平成24年2月29日に発生した「伊方発電所雑固体焼却設備排気筒じんあいモニタの異常」、平成24年3月9日に発生した「伊方2、3号機海水ポンプ潤滑水逆止弁の折損」、平成24年4月21日に発生した「伊方1号機屋内消火配管からの水漏れ」及び平成24年4月21日に発生した「伊方2号機火災感知器の異常」については、現在、四国電力㈱において調査中のため、原因と対策の報告書を受理後、公表します。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、対策が適切に実施されていることを確認しています。