[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成24年7月分)
 
24.12.10
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、平成24年7月に発生した1件の異常に係る原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 

格納容器再循環ファンの異常
(3号機)

24.7.13 定期検査中の伊方3号機において、中央制御室で運転中の格納容器再循環ファン3Aの振動が高いことを示す信号が発信した。
振動上昇の原因調査のため分解点検を実施した結果、ケーシング合わせ面に塗膜のはく離、液状ガスケット及びボンドの部分的な付着が確認された。
本事象は、ケーシング合わせ面の手入れを十分に実施せず、塗膜はく離、部分的なボンド及び液状ガスケットの付着がある状態で復旧したため、組立時の偏心量増加に伴う振動値上昇により、合わせ面の不均一な密着状態がさらに進展し、その合わせ面の状態が「振動を増幅させる要因」となり、振動大警報発信に至ったものと推定される。
本事象によるプラントへの影響及び周辺環境への影響はなかった。

(1)ケーシングと台板の合わせ面の手入れを実施し、合わせ面を復旧した。
(2)今後ケーシング合わせ面の不均一な密着状態による振動値上昇の発生を防止するために、合わせ面開放時には合わせ面の状態確認及び手入れを実施する。また、分解点検後において振動解析により振動値測定及び周波数分析を実施し、振動値が注意値以下であること、並びに振動の主成分を把握し、異常の無いことを確認する。以上を踏まえ、格納容器再循環ファン点検時に使用する標準作業要領書に、上記の内容を記載するように変更した。
(3)異常を早期発見するために、保修パトロールで実施している格納容器再循環ファンの振動値データ採取頻度を月1回から週1回へ変更し、監視強化を図った。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、対策が適切に実施されていることを確認しています。