[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成24年11月分他)
 
25.4.10
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、平成24年11月他に発生した2件の異常に係る原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 

格納容器じんあいモニタ及びガスモニタの異常
(2号機)

24.11.27 定期検査中の伊方2号機において、中央制御室で格納容器じんあいモニタのサンプラの不調を示す信号が発信した。
調査の結果、格納容器じんあいモニタ及びガスモニタの真空ポンプが停止していることを確認した。その後、サンプリング配管を点検したところ、ドレン排出口等から水が排出されたことを確認した。
本事象は、格納容器内の湿度が高い状態において、原子炉補助建家内の温度が低下し、サンプリング配管周辺の温度も低下したため、配管内の空気が結露し、その結露水がじんあいサンプラ内のろ紙に付着して真空ポンプへ空気が流れにくくなった結果、真空ポンプが停止したものと推定。
本事象による環境への放射能の影響はなかった。

(1)格納容器じんあいモニタ及びガスモニタ廻りのサンプリング配管にヒータを取り付け、サンプリング配管内の格納容器内空気が露点温度以下に低下することを防ぎ、結露の発生を抑制する処置を実施した。
(2)上記モニタと同じサンプリング配管から分岐された格納容器内空気を用いて測定を行っているヨウ素トリチウムサンプラにおいても、サンプラ内ヒータの取り付けを実施した。
(3)上記モニタ廻りで、定期的に毎週1回実施している放射性希ガスのサンプリングを行う際のドレン水発生状況確認を今後とも継続して実施する。

非常用ディーゼル発電機消火設備の異常
(3号機)


24.12.7 定期検査中の伊方3号機において、中央制御室の火災受信機盤で非常用ディーゼル発電機3A消火設備の異常を示す信号が発信した。
調査の結果、消火設備の電源装置の電圧低下に伴う不具合であったことを確認した。
本事象は、消火設備点検の隔離復旧時、電源装置のスイッチを投入した際にアーク(火花)が発生し、過電圧保護装置が動作して交流側から蓄電池への出力に切り替わったものの、交流側からの出力停止を発見できなかったことから、蓄電池の容量が低下し、消火設備の警報が発信したと推定。
なお、復旧までの間は、当該火災感知器の監視が不能となったエリアに監視人を配置し、火災等の異常がないことを確認した。
本事象による環境への放射能の影響はなかった。

(1)当該電源装置の取替を行い、健全性を確認のうえ復旧した。
(2)3号機非常用ディーゼル発電機消火設備の作業要領書に点検の最終において、消火設備盤面「充電電源」表示灯は5分程度時間をおいて確認する旨、記載を行う。
※平成24年11月3日に発生した「伊方1号機中間領域中性子束検出回路の高圧電源ユニットの異常」については、現在、四国電力㈱において調査中のため、原因と対策の報告書を受理後、公表します。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、対策が適切に実施されていることを確認しています。