[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成25年6月分)
 
25.10.10
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、平成25年6月に発生した1件の異常に係る原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 

燃料取替用水タンク水浄化系配管の水抜き用弁からの漏えい
(1号機)

25.6.13 定期検査中の伊方1号機において、運転員が原子炉補助建家2階を確認していたところ、床に水溜りがあることを確認した。周辺を調査した結果、燃料取替用水タンク水浄化系統のドレン弁の閉止栓からにじんでいることを確認した。
このため、当該ドレン弁と周辺弁の増し締めを実施し、にじみが止まったことを確認した。また、床に溜まった水の量は約40cc、放射能量は約28ベクレルであり、すべて拭き取って回収した。
調査の結果、閉止栓の漏えい検査を実施したところ、微少な漏えいがあることを確認した。
本事象は、燃料取替用水タンク水浄化系統の点検終了後、当該ドレン弁を閉止した際に締め付けが不足していた可能性があること。
閉止栓(フェルール)取り付け箇所の配管外表面の線状傷(けがき線)により、フェルール締め付け部の配管外表面が平滑な状態でなかったことから漏えい経路となった可能性があること。
これらの要因が重なったことから、当該ドレン弁を最終閉止した時点において、弁の締め付け力が十分ではなく、事象発生数日前までの間(約3年間)、徐々にゴムダイヤフラムの締め付け部分を水の通路が進行していった結果、当該ドレン弁から漏えいが発生し、漏えいが発生しやすい状態にあった閉止栓から外部に漏えいしたものと推定。
本事象によるプラントへの影響及び周辺環境への影響はなかった。
(1)当該閉止栓および閉止栓が取り付けられていた配管については、新品の閉止栓および配管に取替えた。
(2)弁の締め付け不足防止のため、ゴムダイヤフラム弁を閉止する場合は、締め付け不足に留意することを関係者に文書にて再周知した。
(3)弁の締め付け不足、および線状傷による閉止栓からの漏えい防止のため、伊方1~3号機の1次系ベント・ドレン弁のうち、閉止栓使用のゴムダイヤフラム弁(以下「類似弁」という)について、弁の締め付け状態を確認すると共に、閉止栓外表面に線状傷がないことを確認する。
(4)今後、定期的に類似弁の閉状態および閉止栓からの漏れがないことを確認するため、定期検査毎に実施する起動前総点検時に類似弁の閉状態および閉止栓からの漏れがないことを確認することとし、使用マニュアルに追加して関係者に文書にて周知する。なお、長期停止中の特別な保全計画では、点検毎(約1年)に、確認することとし、同様に周知する。
(5)弁の締め付け不足防止のため、今後、類似弁を一度閉操作した後、別の者が水抜き用ホースを取り外す際に、再度締め付け状態を確認することとし、水抜き用ホース取り付け・取り外し時の使用マニュアルに追加し、関係者に文書にて周知する。
(6)線状傷による閉止栓からの漏えい防止のため、今後、類似弁の閉止栓への水抜き用ホース取り付け・取り外し時に、フェルール周辺の配管外表面に線状傷がないことを確認し、上記マニュアルに、フェルール周辺の配管外表面の外観確認を追加し、関係者に文書にて周知する。

※平成25年7月4日に発生した「伊方発電所火災感知器の異常」については、現在、四国電力㈱において調査中のため、原因と対策の報告書を受理後、公表します。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、対策が適切に実施されていることを確認しています。