[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成26年4月分)
 
26.6.10
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、平成26年4月に発生した1件の異常に係る原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 
C
純水装置付属設備からの苛性ソーダの漏えい
(1,2号機)

26.4.8 伊方発電所1,2号機の純水装置において、運転員が巡視点検中に弁のフランジ部から苛性ソーダが漏えいしていることを確
認した。
調査の結果、当該事象の前日にフランジ部で中心の位置決めを必要とする特別な形状のリングガスケットを使用し、取り替えた際、弁入口側ガスケットが約7mmフランジ中心位置からずれて取り付けてしまったため、当該ガスケットのシール面に僅かな隙間ができた状態となった。その後、3時間毎に苛性ソーダ受入タンクの出口弁が自動開閉するため、その繰り返しによる当該系統の内圧の変化により、苛性ソーダがシール面の僅かな隙間から弁体の溝に沿って流れ、外部に漏えいしたものと推定。
本事象によるプラントへの影響及び周辺環境への影響はなかった。

(1)ボディのガスケットシール面がずれない構造のものに弁本体一式を取り替える。また、弁本体一式の取り替えに伴いガスケットシール面がずれない構造とするため、フランジ部のガスケットについては、中心の位置決めを必要としない形状の全面形ガスケットに変更する。
(2)弁本体一式を取り替えるまでの当面の処置として、当該フランジ部のガスケットを新品に取り替え復旧し、漏えいがないことを確認した。
(3)当該フランジ部のガスケット取り替えにあたっては、ガスケット挿入時に正規の位置に容易に取り付けできる器具(以下、「治具」という。)を作成し、ガスケットがフランジ中心位置に取り付けられていることを治具にて確認しながらガスケットを取り付けるとともに、フランジを締め付けた後、ガスケットがフランジ中心位置からずれていないことを厚みがある治具では確認できないため、治具より薄い金属板にて寸法測定を行い、確認した。また、隙間の測定を行い、ガスケットが中心位置で均等に締め付けられていることを確認した。

※平成26年5月16日に発生した「固体廃棄物貯蔵庫の火災感知器の発報」については、現在、四国電力㈱において調査中であり、「伊方原子力発電所異常時通報連絡公表要領」に基づき、原因と対策の報告書を受理後、公表します。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、対策が適切に実施されていることを確認しています。