[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成27年3月分)
 
27.5.11
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、平成27年3月に発生した1件の異常に係る原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 

非常用ディーゼル発電機補機室内における溢水
(3号機)

27.3.20 伊方3号機は定期検査中のところ、非常用ディーゼル発電機補機室Aにおいて、非常用ディーゼル発電機3Aの燃料弁冷却水タンクオーバーフロー管から冷却水が流出して床面に溢水していることを確認した。
点検の結果、タンク内のフロート弁の不調によりタンクへ冷却水が連続的に補給され、流出したことを確認した。
調査の結果、当該フロート弁の動作確認を実施したところ再現せず、異常は確認されなかった。
フロート弁の分解調査を実施したところ、弁体内部に若干の錆を確認したが、弁の漏えいの原因となるような異常は確認されなかった。
また、点検時にタンク内のフロートは浮上していたが弁が閉まりきらずに給水され続けていたことから、何らかの原因で弁体が弁本体内面に引っ掛かり、弁の機能が一時的に失われた一過性の事象であると推定した。
なお、流出した冷却水は補機室Aの側溝(サンプピット)の容量を超えたため床面に溢水しているが、タンク及びサンプピットに水位上昇を検知するシステムがなく溢水を検知できなかった。
本事象によるプラントへの影響及び周辺環境への影響はなかった。
(1)当該フロート弁を新品に取り替えて、動作状況に異常のないことを確認した。
(2)万一、フロート弁に不調があったとしてもサンプピットへの漏えい量を低減できるよう、燃料弁冷却水タンクAおよびBへの補給水流量を調整した。
(3)フロート弁の不調のリスクを低減するため、1,2,3号機の非常用ディーゼル発電機の燃料弁冷却水タンク及びシリンダ冷却水タンクに設置している全てのフロート弁について、取替周期を現状の2定検に1回から1定検に1回に変更する。
(4)タンクへの過剰給水及びサンプピットの異常な水位上昇を検知できるよう、3号機非常用ディーゼル発電機について以下の検知システムを設置する。
・燃料弁冷却水タンクへ水位高警報を設置する。
・サンプピットへ水位高警報を設置する。
※平成26年11月18日に発生した「伊方2号機アスファルト固化装置廃液供給タンクへの配管からの析出」及び平成27年2月10日に発生した「伊方3号機海水淡水化装置塩酸注入配管からの塩酸の漏えい」については、現在、四国電力㈱において調査中であり、「伊方原子力発電所異常時通報連絡公表要領」に基づき、原因と対策の報告書を受理後、公表します。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、対策が適切に実施されていることを確認しています。