[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成28年7月分)
 
28.8.10
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、平成28年7月に発生した異常に係る原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 
B
1次冷却材ポンプ3B軸封部の第3シール部の流量の増加
(3号機)
28.7.17 伊方発電所第3号機は、1次冷却材ポンプの調整運転を実施していたところ、1次冷却材ポンプ3Bの第3シールリークオフ流量が増加するという事象が認められた。
分解調査の結果、第3シールを構成するシールリングに傾きが確認された。また、シールリングが固着して動かない状態であることを確認した。
このことから、シールリングに接触しているOリングの噛み込み等により、摩擦が大きくなり、シールリングの動きが悪くなった可能性があり、これにより1次冷却材ポンプ3Bの起動時にシールリングが傾いた状態となりシール面に隙間ができたことから、シールオフ流量が増加したものと推定した。
シールリングに接触しているOリングの噛み込み等の原因は、原子炉格納容器全体漏えい率検査において第3シールに外部から通常より高い圧力がかかったことによるものと推定した。
(1)1次冷却材ポンプ3Bについては、一体型の組立品となっている第2シールと第3シールを取り替え、シール性を回復させた。
また、1次冷却材ポンプ3Cについては、分解点検の結果、3Bと同じ傾向がみられたことから、3B同様に第2シール、第3シールを取り替えた。
なお、3Aについても万全を期すため、3B、3Cと合せて第2シールと第3シールを取り替えた。
1次冷却材ポンプ3A~3Cのシールの取替完了後、1次冷却材ポンプを運転し、第3シールリークオフ流量に問題がないこと、また第1、第2シールやポンプ全体の振動等のパラメータについても異常がなく、ポンプ各部に異音もないことから、運転状態が良好であることを確認した。
(2)原子炉格納容器全体漏えい率検査実施時には、第3シールに外部から高い圧力がかからない系統構成になるよう要領書を改定した。
※平成28年6月20日に発生した「九町越守衛所他の火災受信機盤等の不具合」については、現在、四国電力㈱において調査中であり、「伊方原子力発電所異常時通報連絡公表要領」に基づき、原因と対策の報告書を受理後、来月以降に公表します。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、対策が適切に実施されていることを確認しています。