[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成28年8月分)
 
28.12.12
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、平成28年8月に発生した異常に係る原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 
B 余熱除去冷却器2A出口配管ベント弁の下流側配管の液体浸透探傷検査による指示確認
(2号機)
28.8.31 伊方発電所第2号機の原子炉補助建家(管理区域内)において、余熱除去冷却器2A出口配管のベント弁の下流配管にほう酸と思われる付着物が認められ、液体浸透探傷検査により同配管の溶接部にひび割れがあることを保修員が確認した。
ひび割れの形態は、疲労損傷の特徴である枝分かれのない直線的なき裂で疲労破面特有のストライエーションが認められた。また、プラント長期停止期間中特有の運転により、当該配管には大きな振動が長時間作用したことから、振動により応力集中の生じやすい当該配管のベント弁下流ソケット溶接部に推定疲労強度を超える応力が作用したことにより、疲労割れが生じ、進展・貫通に至ったと推定した。
(1)ひび割れの生じた当該溶接部を含むベント弁下流配管を新品に取り替えた。
(2)本事象が発生した余熱除去系統において、プラント長期停止期間中特有の運転により同様に振動影響を受けた可能性のある他ベント・ドレン配管については、外観確認により異常のないことを確認しているが、念のため当該ベント配管同様にベント・ドレン弁下流配管を新品に取り替えた。
(3)当該配管に大きな振動が発生しない通水系統で運転する運用に変更する。
(4)3号機は、プラント再稼働時にベント・ドレン配管について異常のないことを確認していること、2号機に比べて3号機は、同運転でのバイパスライン通水時の流速が小さく、弁の絞りによる流体の乱れは小さいと評価されることから、対応は不要である。
(5)1号機は、今回ベント・ドレン配管について異常のないことを確認しており、今後、プラントの運転終了に伴う保全計画の見直しにより余熱除去ポンプの定期試験は取り止める方針であることから、対応は不要である。
(6)余熱除去系統以外の他系統については、余熱除去系統のようなプラント長期停止期間中特有の運転を実施していないことを確認した。
※平成28年8月26日に発生した「純水装置建屋内の排水配管のフランジ部からの排水の漏えい」及び平成28年9月26日に発生した「制御用空気圧縮機3Aの配管フランジからの空気漏れ」については、現在、四国電力㈱において調査中であり、「伊方原子力発電所異常時通報連絡公表要領」に基づき、原因と対策の報告書を受理後、来月以降に公表します。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、対策が適切に実施されていることを確認しています。