[原因と対策の報告の公表文(様式2)]
伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(平成29年2月分)
 
29.6.12
原子力安全対策推進監
(内線2352)
 
1 四国電力(株)から、平成29年2月に発生した異常に係る原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。
 
[報告書の概要]
県の
公表
区分

異常事項
 
発 生

年月日

推定原因等
 

対     策
 
B 廃液蒸発装置1Bの配管の弁からの水漏れ
(1号機)
29.2.10

伊方発電所1号機において、期間外点検中の廃液蒸発装置1Bの配管に設置している弁から、水漏れしていることを確認した。
調査の結果、当該弁の前回点検時に保温を取付けた際、保温の状態が変わったことにより、ヒートトレースを熱源に、当該弁の周辺温度がゴムダイヤフラムの適用温度範囲(120℃以下)を超える温度となり、ゴムダイヤフラムの変形(弁箱側のゴムダイヤフラム表面の変形)が進展し、シール性能が低下し、水漏れに至ったと推定した。
当該弁の周辺温度がゴムダイヤフラムの適用温度範囲(120℃以下)を超えたのは、当該弁の前回の点検時の保温取付けにおいて、当該弁の保温の状態が変化したにもかかわらず、ヒートトレースの温度調整試験を実施していなかったことが原因と推定した。

(1)当該弁については、ゴムダイヤフラムを取替え、系統の水張りを実施し、保温復旧時にヒートトレースの温度調整試験を実施した。
(2)ヒートトレースが設置されているゴムダイヤフラム弁の分解点検等、保温取外し、取付けを実施する場合は、保温復旧時にヒートトレースの温度調整試験を実施する。この内容を作業要領書及び発注仕様書に反映するとともにワンポイントレッスンを作成し関係者に周知した。

平成29年3月4日に発生した「海水電解装置の配管フランジからの塩素を含む海水の漏えい」、平成29年5月2日に発生した「海水電解装置の電解液注入配管からの水漏れ」及び平成29年5月15日に発生した「洗浄排水蒸発装置ドレン配管貫通穴の確認」については、現在、四国電力㈱において調査中であり、「伊方原子力発電所異常時通報連絡公表要領」に基づき、原因と対策の報告書を受理後、来月以降に公表します。
 
2 県としては、伊方発電所に職員を派遣し、対策が適切に実施されていることを確認しています。