愛媛県プルサーマル公開討論会

質疑応答

【質問者6】
 松山から参加させてもらいました質問者6と申します。西尾先生にお尋ねしたいんですが先生が作られたレジュメの3のaの中に、老朽化、高経年化というテーマがあります。私が聞き漏らしたのかもしれませんがご説明がなかったのでお尋ねしたいと思います。私達素人、一般庶民は原子力発電所の細かい問題は分かりませんが相当長く、老朽化している設備でプルサーマルをやっていいものかどうか大きな疑問を抱いておりますので西尾先生にご回答をいただきたいと思います。
 二つ目のご質問を致します。二つ目は県当局にご質問いたします。聞くところによりますとプルサーマルを受け入れると国から60億円の交付金、補助金が出ると伺っております。県当局がプルサーマルを推進されようとなさっておられるのは財政危機の元でこの補助金を得るためであろうかという疑問がありますがその点はいかがでございましょうか。私どもは県民の生命と安全を守っていただくという点から言えば私自身は非常な疑問と不安を持っております。どなたかも発言なさいましたけど一庶民としては何が本当に正しいのかわかりかねておりますが、少なくとも専門家の先生方でご意見が分かれるような問題について一挙に実証、実験炉とか実証確認をしないままにいきなり本番で伊方原発でプルサーマルを導入することには非常に不安を覚えておりますので県としても中止を含めた慎重な、最終的な重要な検討をしていただけたらと思っております。以上です。


【コーディネーター(中村)】
 はい。ありがとうございました。西尾さんどうぞ。

【西尾】
 すみません。老朽化だけじゃなくてそこに挙げているものほとんど全部、地震の事だけ言って何の説明もしていないんですね。といってここで説明していると時間を取ってしまうし。
 老朽化というのは文字通り老朽化していると。ただし3号炉はまだ比較的、1号、2号に比べれば新しい、12年くらいでしょうか、それで老朽化しているのかというふうに思われるかもしれませんけれども、老朽化というのは、原発の全体が同じように老朽化していくわけではなくて、原発のいろんな機器があります。機器によってかなりはやく老朽化が進むものもあるしそうじゃないものもある。何十年も経たないと老朽化しないものもあれば10年あるいはもっと10年よりもっと短くても老朽化するようなものがあるわけで、そういったことを考えていくと3号炉の中でもさまざまな形で老朽化はやっぱり進んでいると思います。そういうなかでプルサーマルやることがいいのかどうかというのはご指摘の通りだと思います。

【コーディネーター(中村)】
 ありがとうございました。
その県当局の事なんですけれどもそれはあのやはり県議会なりですね、知事の会見なり他のところでぜひお聞きいただきたいと思います。今日はやはりプルサーマルメインで他にもお聞きになりたい方がありますので、その件については今日は壇上に県もおりませんので別の機会にさせていただきたいというふうに思います
主催者はこの場ではそういうことはお答えしないというのが、主催のお立場だと私は理解をしております。それではCブロックに参ります。ご指摘はちゃんとお伝えします。
Cブロック参ります。Cブロックで見にくいんですけれども白い紙を挙げられた方、はい。あなたです。



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参加者のコメント・討論内容


■概略説明
概略説明


■パネルディスカッション
(各自意見)
内山 洋司
工藤 和彦

小林 圭二

舘野 淳
西尾 漠
山名 元

■パネルディスカッション
討論

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