平成16年度(2004年度) 伊方原子力発電所からの異常通報連絡伊方3号機発電機水素ガス温度制御弁の空気配管の破損

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通報連絡日時:2004年5月27日15時33分
県の公表区分C

伊方発電所から通報連絡のあった異常について

異常の区分

管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表

概要

通常運転中、発電機水素ガス温度の低下を当直員が発見。

確認の結果、発電機水素ガス温度制御弁の制御用空気配管が減圧弁の入口接続部で破損し、供給空気がなくなり当該制御弁が全開していることを確認。

このため、当該配管及び継手を新品に取り替え復旧。

プラント運転への影響及び環境への影響はなかった。

伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について

推定原因等

プラントの運転により生じる制御弁本体及び制御用空気母管からの振動が当該配管に伝播し、構造上応力が集中するフェルールと銅管の接触部付近を起点として、疲労破壊により破損に至った結果、供給空気が喪失し、当該弁が全開したと推定される。

対策

  • 当該空気配管及び減圧弁側継手を新品に取替。また、念のため当該弁のその他の同口径空気配管を新品に取替。
  • 3号機については、空気作動弁625台の点検を行い、同程度の振動が確認され対策が必要な空気作動弁(4台)について、制御用空気の漏えいがないことを確認。
  • これらの空気作動弁については、簡易なサポート等により振動対策を行うとともに、次回定検まで毎月外観点検、漏えい確認を実施し、定検でサポートの設置または配管をフレキシブルチューブ等に取替える。
  • 通常運転中の点検が困難な空気作動弁44台については、定検時に点検するとともに、1,2号機についても計画的に点検・対策を行う。

県の公表

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