平成17年度(2005年度) 伊方原子力発電所からの異常通報連絡「伊方3号機復水脱塩装置の洗浄循環ポンプの異常(2005年4月11日0時25分)」

伊方発電所から通報連絡のあった異常について

管理区域該当：外国への報告：なし備考：今回発表

調整運転中、復水脱塩装置の洗浄循環ポンプの異音を運転員が確認し、当該ポンプを停止。

分解点検の結果、ポンプ本体に異常はなく、ポンプ軸受部のボールベアリングにわずかな摺動跡が認められた。

このため、新品に取替え、試運転により異常のないことを確認し復旧。

当該部品については今後詳細調査を実施。

プラント運転及び環境への放射能の影響はなかった。

第3回定期検査(平成10年)の分解点検以降の運転期間において生じた、ポンプ軸受部のボールベアリングの回転により、ボールベアリングの内外輪表面の摩耗による僅かな肌荒れなどが原因で異音が発生したものと推定されるが、調査の結果、ポンプに機能上の異常は認められなかった。

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