平成21年度(2009年度) 伊方原子力発電所からの異常通報連絡環境モニタリング盤の伝送装置の異常

一覧に戻る
通報連絡日時:2009年5月17日15時50分
県の公表区分C

伊方発電所から通報連絡のあった異常について

異常の区分

管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表

概要

発電所周辺環境の放射線量を測定するモニタリングポストNo4の故障を示す警報が発信した。

調査の結果、緊急時対策所の環境モニタリング盤の伝送装置の一部に異常があったため、中央制御室でモニタリングポストNo4の測定値の一部(高レンジ線量率)が表示できていなかったことがわかった。このため、当該部品の取替を実施し、復旧した。

なお、低レンジ線量率は正常に表示されていた。また、高レンジ線量率は、緊急時対策所の指示計及びモニタリングポストで正常に表示されており、復旧までの間、線量率に異常の無かったことを確認している。

伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について

推定原因等

当該伝送装置の一部であるアナログ出力モジュールを調査した結果、駆動用電源回路の一部に異常が認められた。

アナログ出力の電圧は駆動用電源電圧を基に生成しており、駆動用電源回路の動作不良により、一過性のアナログ出力不良が発生し、中央制御室の放射線管理用計算機システム端末の高レンジ線量率が表示できなかったものと推定される。

対策

  1. 当該アナログ出力モジュールを予備品に取り替えた。
  2. 今後も、アナログ出力モジュールの予備品を保有する。

県の公表

GET Adobe Acrobat Reader
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、
Adobe Acrobat Readerが必要です。
Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、
バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
異常通報連絡 メニュー
ページの先頭へ