平成24年度(2012年度) 伊方原子力発電所からの異常通報連絡非常用ディーゼル発電機消火設備の異常

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通報連絡日時:2012年12月7日1時25分
県の公表区分C

伊方発電所から通報連絡のあった異常について

異常の区分

管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表

概要

定期検査中の伊方3号機において、ディーゼル発電機3Aの消火設備の異常を示す警報が発信した。
調査の結果、当該消火設備の電源装置に不具合があることを確認した。
その後、電源装置を取り替えて異常のないことを確認し、通常状態に復旧した。
それまでの間は、監視人により火災等の異常がないことを監視していた。
今後、引き続き詳細を調査する。
本事象によるプラント及び環境への影響はない。

伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について

推定原因等

定期検査中の伊方3号機において、中央制御室の火災受信機盤で非常用ディーゼル発電機3A消火設備の異常を示す信号が発信した。

調査の結果、消火設備の電源装置の電圧低下に伴う不具合であったことを確認した。

本事象は、消火設備点検の隔離復旧時、電源装置のスイッチを投入した際にアーク(火花)が発生し、過電圧保護装置が動作して交流側から蓄電池への出力に切り替わったものの、交流側からの出力停止を発見できなかったことから、蓄電池の容量が低下し、消火設備の警報が発信したと推定。

なお、復旧までの間は、当該火災感知器の監視が不能となったエリアに監視人を配置し、火災等の異常がないことを確認した。

本事象による環境への放射能の影響はなかった。

対策

  1. 当該電源装置の取替を行い、健全性を確認のうえ復旧した。
  2. 3号機非常用ディーゼル発電機消火設備の作業要領書に点検の最終において、消火設備盤面「充電電源」表示灯は5分程度時間をおいて確認する旨、記載を行う。

県の公表

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