平成29年度(2017年度) 伊方原子力発電所からの異常通報連絡伊方3号機蓄圧タンク3B出口逆止弁のベント弁からの漏えい

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通報連絡日時:2017年10月5日12時21分
県の公表区分B

伊方発電所から通報連絡のあった異常について

異常の区分

管理区域該当:内 国への報告:なし 備考:今回発表

異常の内容

10月5日(木曜日)12時21分、四国電力株式会社から、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。

  1. 伊方発電所3号機は定期検査中のところ、蓄圧タンク3B出口逆止弁のベント弁の水抜き作業用ホース接続部より、系統水が漏えいしていることを10月5日(木曜日)11時30分頃運転員が確認した。
  2. 運転員にて、蓄圧タンク3B出口逆止弁のベント弁を閉止した。
  3. 今後詳細を調査する。
  4. なお、本事象によるプラントへの影響及び周辺環境への放射能の影響はない。

その後の状況等

10月5日(木曜日)15時59分、四国電力株式会社から、その後の状況等について、次のとおり連絡がありました。

  1. 本事象は1次冷却材系統の水抜き準備作業中に発生したもので、漏えいの状況は約2秒に1滴であり、その後ベント弁を閉止することにより、漏えいは停止した。
  2. 漏えい量は約530cm3であり、その放射能量は最大1.4×106ベクレルと推定される。
  3. なお、漏えいした水は、原子炉格納容器内に留まっており、本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はなく、作業員の被ばくもない。
  4. 漏えいした水は、ふき取ることとしている。
  5. 今後、引き続き漏えいした原因を詳細調査する。

復旧状況等

10月6日(金曜日)14時9分、四国電力株式会社から、復旧状況等について、次のとおり連絡がありました。

  1. 調査の結果、水抜き作業用ホースからの漏えいであることを特定し、当該ホースを取り替えた。その後、漏えいのないことを確認し、10月6日(金曜日)13時30分、通常状態へ復旧した。
  2. なお、漏えいした水については、ふき取りを完了している。

伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について

推定原因等

定期検査中の伊方発電所第3号機の原子炉格納容器内(管理区域内)において、蓄圧タンク3B出口逆止弁のベント弁の水抜き作業用ホースの接続部より1次冷却材系統水が漏えいしていることを運転員が確認した。

調査の結果、当該ホース保管時には、システムドレン配管側のカプラ部を接続した状態でホースを巻いて保管していたため、システムドレン配管側端部のチューブ接続部に引張応力が付加され塑性変形が生じていたと考えられる。当該ホースは、3号機運転開始以降、各定期検査において使用しており、使用・保管の都度、当該接続部に繰り返し、引張応力が付加され、損傷・漏えいに至ったものと推定した。

対策

  1. 蓄圧タンク3B出口逆止弁のベント弁の当該ホースを取り替えた。
  2. 本定期検査における1次冷却材系統設備の点検完了に伴う系統水張り作業開始までに、当該ホース及び類似ホース(全31本)を念のため、新品に取り替える。また、予備品を保有管理することとする。
  3. 当該ホースの劣化を防止するため、保管時はホース両端を配管から取り外し、過大な応力が掛からないように保管するよう作業要領書に反映する。
  4. ホース取り付け・取り外し作業での取り扱い上の注意事項(無理に曲げない等)について、連絡票にて所内関係個所へ周知を行った。
  5. 念のため今回取り替えるホース31本の健全性を確認するため、5定検に1回、今回の調査と同様に空気による漏えい確認を実施する。
  6. 類似ホースを使用して系統の水張り、水抜き作業を行う場合、より確実な確認を行う観点から、ホース取り付け後、通水を開始した時点において、取り付け部及びホース全体からの漏えいの有無について確認するとともに、一定時間後にも再度漏えい確認を行うこととし、その旨を操作手順書に反映する。

県の公表

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