平成30年度(2018年度) 伊方原子力発電所からの異常通報連絡緊急時対策支援システムへのデータ伝送の停止

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通報連絡日時:2018年8月27日4時13分
県の公表区分C

伊方発電所から通報連絡のあった異常について

異常の区分

管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表

概要

1、2号機中央制御室に総合事務所の異常を示す信号が発信した。状況を確認したところ、緊急時対策支援システムにおいて、2号機の伝送データが不信頼となっており、伝送状態が復旧できないことを保修員が確認した。
なお、1号機と3号機の伝送データには異常はない。

本事象によるプラントへの影響及び環境への影響はない。

調査の結果、2号機のプラントデータを伝送する機器の一部において異常を示す信号を確認した。このため、当該機器のカードを取り替えた。その後、データ伝送が復旧したことを確認し、通常状態に復帰した。
なお、復旧までの間、2号機のプラントパラメータについては代替手段により原子力規制庁にデータ送信を実施した。
今後、原因を詳細調査する。

伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について

推定原因等

伊方1、2号機の中央制御室において、総合事務所の異常を示す警報が発信した。
状況を確認したところ、安全パラメータ表示システムにおいて、2号機プラント計算機から緊急時対策支援システム(以下、「ERSS」という。)へ伝送するパラメータ(以下、「2号機データ」という。)が不信頼表示となっていることを確認した。また、2号機データの伝送が直ちに復旧できないことを保修員が確認した。

調査の結果、プラント情報伝送回路のデータ伝送カードが2枚故障しており、故障要因は、カード内部に充てんされているシリコンオイルが流出防止剤の塗布ムラにより、染み出したことによって不足し、カード内部での光量の損失量が増加したものと推定した。なお、故障したデータ伝送カードは、故障の可能性のあった製造後7年未満のものであった。

また、1号機プラント計算機から放射線総合管理システム等までの伝送回路の警報機能については、1箇所又は2箇所の伝送異常でも別経路にて装置外部へ正常に伝送可能であれば、中央制御室に警報を発信させない設計としていたため、1枚目のカード故障を運転員等に知らせることができず、2枚目のカードも故障したことで2号機プラント計算機から外部への2号機データの伝送が停止し、ERSSへの2号機データの伝送が停止したと推定した。

対策

  1. 故障した2号機プラント計算機A系及び放射線総合管理システム等A系のデータ伝送カード2枚を、オイルレス型のデータ伝送カードに取り替えた。
  2. 同様な事象の発生が否定できない光伝送回路にシリコンオイルを使用している同型のデータ伝送カードのうち、製造後7年未満のデータ伝送カード4枚(1号機プラント計算機A系、1号機プラント計算機B系、2号機プラント計算機B系及び放射線総合管理システム等B系)について、念のためオイルレス型のデータ伝送カードに取り替える。
  3. 1号機プラント計算機から放射線総合管理システム等までの伝送回路の警報機能においては、1箇所の伝送異常で中央制御室に警報を発信しない設計となっていたことから、1箇所の伝送異常でも中央制御室に警報発信するよう、警報機能を追加した。
  4. データ伝送カードの不具合時に早期対応ができるように、今後も引き続きオイルレス型の予備品を保有する。

県の公表

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