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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 令和6年度(2024年度)
- 伊方3号機 300kVA電源車の起動試験時の不具合
- 通報連絡日時:2025年2月21日12時38分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし
異常の内容
2月21日(金曜日)12時38分、四国電力株式会社から、別紙のとおり、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。
- 伊方発電所3号機は通常運転中のところ、300kVA電源車(No.2)の定期試験において、発電機が起動しないことを確認した。
- 今後詳細を調査する。
- なお、本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。
異常の原因及び復旧状況
四国電力株式会社から、その後の状況等について、次のとおり連絡がありました。
- 第2報:2月28日(金曜日)11時25分
- その後、300kVA電源車(No.2)の点検を実施したところ、制御装置へ電源を供給する回路に設置している電磁接触器が不調であることを確認した。
- そのため、当該電磁接触器を取り替え、定期試験を実施し、運転状態に問題がないことを確認したことから、通常状態に復旧した。
- なお、300kVA電源車(No.1)(No.3)の2台について、2月21日の定期試験にて健全であることを確認している。
- 今後、詳細を調査する。
県では、原子力センターの職員を伊方発電所に派遣し、現場の状況等を確認しています。
推定原因等
不具合が発生した電磁接触器については、メーカによる調査の結果、当該部品の外部、内部ともに不具合の原因となる有意な傷はなく、当該部品内部への異物の侵入や構成部品への異物の付着もなく、また、動作確認においても事象の再現性はなかった。
また、当該電源車内の確認の結果、当該部品の動作に影響する環境要因は認められなかった。
これらの状況から、当該部品内における偶発的な事象の発生に伴い、当該部品が動作不良になったものと推定した。
対策
- 当該部品については、同型式の部品と取替えを行った。また、300kVA 電源車(No.1)及び同(No.3)の2台についても、念のため電磁接触器の取替えを行った。
- 本事象と同様の不具合発生時に早期復旧を図るため、今後、予備品を保有する。
