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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 令和7年度(2025年度)
- 伊方3号機 総合排水処理装置の次亜塩素酸ソーダ貯槽出口配管からの次亜塩素酸ソーダ漏えい
- 通報連絡日時:2025年7月2日11時15分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし
異常の内容
7月2日(水曜日)11時29分、四国電力株式会社から、別紙のとおり、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。
- 伊方発電所3号機は通常運転中のところ、総合排水処理装置の次亜塩素酸ソーダ貯槽出口配管付近(トレンチ内)に、液体がたまっていることを保修員が確認した。
- この事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。
- 今後、詳細を調査する。
異常の原因及び復旧状況
四国電力株式会社から、その後の状況等について、次のとおり連絡がありました。
- 第2報:7月2日(水曜日)19時23分
- 調査の結果、たまっていた液体は、次亜塩素酸ソーダ貯槽出口配管フランジと配管の接続部から漏れた次亜塩素酸ソーダであることを確認した。
- その後、漏えい箇所の隔離を行い、当該配管内の次亜塩素酸ソーダを抜き取り、漏えいは停止している。
- たまっていた液体の量は、約0.2リットルであり、ふき取り等実施し、全て回収した。今後、総合排水処理装置にて処理する。
- 漏えい量については、次亜塩素酸ソーダ貯槽の液位低下から、約500リットルと推定した。
- トレンチ内の雨水排水口直下にある土を分析したところ、表層以外からは残留塩素は検出されてないことから、発電所外への流出はない。
- 今後、詳細を調査する。
- 第3報:7月4日(金曜日)11時00分
- その後、漏えいがあった次亜塩素酸ソーダ貯槽出口配管フランジ及び配管を取り替え、漏えいがないことを確認し、通常状態に復旧した。
- なお、取り外した当該配管フランジ及び配管に水を通水して、漏えい確認を行ったところ、配管側2か所からの漏えいを確認した。
- 今後、詳細を調査する。
県では、原子力センターの職員を伊方発電所に派遣し、現場の状況等を確認しています。