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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 令和7年度(2025年度)
- 伊方3号機 海水淡水化装置塩酸注入系統弁からの 塩酸漏えいについて
- 通報連絡日時:2025年6月21日7時30分
- 県の公表区分C
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:なし
異常の内容
6月21日(土曜日)7時30分、四国電力株式会社から、別紙のとおり、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。
- 伊方発電所3号機は通常運転中のところ、海水淡水化装置にて塩酸ガスの検知を示す信号が発信した。
- その後、現地を確認した結果、ポンプエリアで液もれを確認し、塩酸の漏えいを確認した。
- 今後、詳細を調査する。
- 本事象によるプラントへの影響及び周辺環境への放射能の影響はない。
その後の状況
四国電力株式会社から、その後の状況について、次のとおり連絡がありました。
- 第2報:6月21日(土曜日)14時29分
- 運転員により塩酸注入ポンプの出口弁等を閉止した後、保修員が調査した結果、塩酸注入系統の弁からの漏えいであることを確認した。
- 漏えいは停止しており、漏えいした塩酸については、海水淡水化装置建屋内に留まり、屋外への流出がないことを確認した。
- 漏えいした塩酸は、約4リットルであり、ふき取り等実施し、全て回収し、総合排水処理装置にて処理する。
- 今後、詳細を調査する。
- 第3報:6月24日(火曜日)15時40分
- 当該弁を確認したところ、弁蓋と弁箱を固定するボルト4本のうち2本が折れており、弁蓋と弁箱の間に隙間ができていたことを確認した。
- また、当該弁は弁箱にボルトを埋め込んだ構造となっているため、弁箱の取替えを実施した。
- その後、通水確認を行い、漏えいがないことを確認したことから、通常状態に復旧した。
- 今後、詳細を調査する。
県では、原子力センターの職員を伊方発電所に派遣し、現場の状況等を確認しています。