平成17年度(2005年度) 伊方原子力発電所からの異常通報連絡伊方2号機ほう酸濃縮液ポンプ2Aシール部からの漏水

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通報連絡日時:2005年5月13日13時40分
県の公表区分B

伊方発電所から通報連絡のあった異常について

異常の区分

管理区域該当:内 国への報告:なし 備考:今回発表

異常の内容

5月13日(金曜日)13時40分、四国電力株式会社から、別紙のとおり、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。

  1. 5月13日(金曜日)12時52分頃、通常運転中の伊方2号機において、弁点検後の確認のため、純水にて循環運転をしていたところ、ほう酸濃縮液ポンプ2Aメカシール部より、少量の水が漏れていることを運転員が確認した。
  2. 今後、詳細調査を実施する。
  3. 本事象によるプラント運転への影響及び環境への放射能の影響はない。

その後、四国電力株式会社から、

  • 漏えいした純水は、最大4リットルと推定され、漏えい水は全てドレンタンクに回収した。
  • 漏えい部周辺の検査の結果、放射能は検出されなかった。
  • 今後、当該ポンプを分解し、詳細調査を実施する。

との連絡があった。

異常の原因及び復旧状況

5月19日(木曜日)16時50分、四国電力株式会社から、復旧状況等について、次のとおり第2報がありました。

  1. メカニカルシールを分解点検した結果、
    1. シールリングを押さえつけているバネが縮んだまま固着していた状態であったこと。
    2. 軸スリーブの表面に肌荒れが認められたこと。
    3. 軸スリーブ以外の部品には異常はなく、バネも取外して点検した結果異常なかったこと。
    を確認した。
  2. このことから、ポンプ機内を純水で満たす操作の際、純水圧力により軸スリーブとシールリングの間にOリングの噛み込みが生じて固着し、ポンプ起動時にシール部に隙間が生じたため、漏えいに至ったものと推定された。
  3. このため、軸スリーブ表面の手入れを行うとともに、メカニカルシールを新品に取り替え、5月19日16時36分試運転を行い漏えいのないことを確認し、通常状態に復旧した。
  4. 本事象によるプラント運転への影響及び環境への放射能の影響はない。

県としては、八幡浜保健所の職員を伊方発電所に派遣し、復旧状況等を確認しております。

伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について

推定原因等

漏えいの原因は、軸スリーブ表面が肌荒れしていたため、当該ポンプ機内水を純水に置換した際、純水の圧力によりOリングが軸スリーブとメカニカルシールシールリングの間に噛み込んで軸スリーブとシールリングが固着した状態となった。

肌あれの主要因としては、ほう酸水雰囲気下における隙間部の腐食が原因と推定される。

その後、循環運転のためにポンプを起動したことにより羽根車が回転し、その推進力によって、主軸、軸スリーブとシールリングが一体となってポンプ入口方向に動いたため、シール部に隙間ができ、水が漏れたものと推定される。

対策

  • 当該ポンプについては、軸スリーブ表面をコンパウンドにより手入れを行うとともに、メカニカルシールを新品に交換し復旧。
  • 類似の軸封水部を有するポンプの分解点検に当たっては、軸スリーブ表面の状態を確認し、必要に応じてコンパウンドによる手入れを行うよう作業要領書に追加。

県の公表

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