平成20年度(2008年度) 伊方原子力発電所からの異常通報連絡伊方3号機機器用水系統配管からの水漏れ

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通報連絡日時:2008年6月20日13時00分
県の公表区分C

伊方発電所から通報連絡のあった異常について

異常の区分

管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表

概要

通常運転中の伊方発電所3号機において、タービン建屋1階フロアで保修員が、機器用水系統配管の分岐配管管台溶接部付近から機器の洗浄等に使用する放射能を含まない水が漏えいしていることを確認した。(推定漏えい量約2.4リットル)

漏えいした水を拭き取り、回収するとともに、配管の当該部については、補修材による補修を実施した。配管の当該部は、次回定期検査(平成20年度9月開始予定)にて新しい配管に取替を行うとともに、原因調査を実施する。

念のため漏えいした水を分析した結果、放射能は含まれていなかった。本事象によるプラント運転への影響及び環境への放射能の影響はない。

伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について

推定原因等

調査の結果、配管内面全体に茶褐色の錆が多数認められ、腐食による減肉が認められた。当該配管は炭素鋼配管であり、内面腐食が経年的に発生進展し、貫通に至ったものと推定される。

対策

  1. 当該箇所の管台及び下流配管を耐食性に優れたステンレス鋼配管に取替を実施した。
  2. 機器用水配管のうちプラント機器のシール水配管については、耐食性に優れたステンレス鋼配管への取替を計画的に実施する。

県の公表

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