平成20年度(2008年度) 伊方原子力発電所からの異常通報連絡伊方1、2号機予備変圧器温度計の警報回路の異常

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通報連絡日時:2008年9月13日12時20分
県の公表区分C

伊方発電所から通報連絡のあった異常について

異常の区分

管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表

概要

予備変圧器の温度高を示す信号が発信したため、保修員が現場で調査したところ、温度計の警報回路に異常があることを確認した。
信号発信時、予備変圧器は使用しておらず、現場の温度計、中央制御室の温度記録計の指示値に異常はなかった。

調査の結果、同変圧器内の絶縁油温度を測定するダイヤル温度計の内部回路に不具合を確認したため、当該温度計を新品に取り替えて、正常であることを確認し、通常状態に復旧した。

なお、復旧までの間も、別系統の警報機能付き温度記録計により監視が可能であった。

プラント運転への影響及び環境への放射能の影響はなかった。

伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について

推定原因等

現場にて運転管理用のマーキング取り付けのためダイヤル温度計前面カバーを取り外し、再度取り付けした際、前面カバーの締め付けが不十分であったものと推定される。

当該ダイヤル温度計は屋外設置のため、長期間風雨に直接曝されていたことから、ダイヤル温度計の内部に塩分を含んだ雨水が浸入し、警報リード接続端子部への水滴の付着、腐食物の蓄積等により端子間短絡となり、警報発信したものと推定される。

対策

  1. 当該ダイヤル温度計を新品に取替えた。
  2. ダイヤル温度計前面カバー取り外し後の復旧時には、前面カバーを確実に締め付けるよう関係者に周知した。

県の公表

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