令和4年度(2022年度) 伊方原子力発電所からの異常通報連絡伊方発電所 モニタリングポスト等の指示上昇

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通報連絡日時:2022年7月19日11時51分
県の公表区分C

伊方発電所から通報連絡のあった異常について

異常の区分

管理区域該当:外 国への報告:なし

異常の内容

7月19日(火曜日)11時51分、四国電力株式会社から、別紙のとおり、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。

  1. 7月19日(火曜日)11時30分頃、伊方発電所敷地境界に設置している野外モニタの指示値が上昇し、中央制御室に「10分平均注意」を示す信号が発信した。
  2. 信号を発信した野外モニタと、信号発信時の10分平均指示値及び10分平均注意の信号設定値は以下のとおりである。
    モニタ名称 モニタリングステーション モニタリングポスト1 モニタリングポスト2 モニタリングポスト3 モニタリングポスト4※2
    指示値※1 61 nGy/h (60 nGy/h) (61 nGy/h) (54 nGy/h) (65 nGy/h)
    設定値 61 nGy/h 65 nGy/h 69 nGy/h 64 nGy/h 68 nGy/h

    ※1 ()内の測定値は、「10分平均注意」信号を発信していない値であり、参考までに掲げた。
    ※2 11時40分モニタリングポスト4も「10分平均注意」発信(11時40分 71 nGy/h)

  3. 信号発信時、発電所から放射性気体廃棄物の放出は実施しておらず、現在の発電所周辺の天候は雨であることから、降雨による影響も含めて詳細を調査中である。降雨による影響の場合には、引き続き他の野外モニタにおいても「10分平均注意」を示す信号が発信する可能性がある。

異常の原因及び復旧状況

7月19日(火曜日)17時06分に、四国電力株式会社から、その後の状況等について、次のとおり連絡がありました。

  1. 以下の調査結果より、降雨による自然変動と判断した。
    ・信号発生時、発電所からの放射性気体廃棄物の放出実績はなく、排気筒のモニタ指示値にも異常は認められなかった。また、12時50分に全ての野外モニタにおいて指示値は設定値を下回った。
    ・当該野外モニタのデータ解析を実施した結果、自然放射性核種による上昇は見られたが、人工放射性核種による特異な上昇は見られなかった。
    ・11時30分に信号が発信した際、発電所では他の異常事象は発生しておらず、発電所周辺における降雨により他の野外モニタも同様に上昇している。
  2. また、本事象における野外モニタの最大10分平均指示値は以下のとおりである。
    モニタ名称 モニタリングステーション モニタリングポスト1 モニタリングポスト2 モニタリングポスト3 モニタリングポスト4
    指示値 74 nGy/h 77 nGy/h 76 nGy/h 67 nGy/h 88 nGy/h
    時間 12時10分 12時20分 12時20分 12時20分 12時20分
  3. なお、本事象によるプラントの運転への影響及び環境への放射能の影響はない。

県としては、四国電力株式会社の調査結果及び過去の同様の事例等から、降雨による自然放射線の上昇による影響と判断しました。

県の公表

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