平成19年度(2007年度) 伊方原子力発電所からの異常通報連絡伊方1号機第5高圧給水加熱機1Aからの水漏れ

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通報連絡日時:2007年5月31日16時25分
県の公表区分C

伊方発電所から通報連絡のあった異常について

異常の区分

管理区域該当:外 国への報告:なし 備考:今回発表

概要

定期点検中、系統洗浄のため、第5高圧給水加熱器1A水張り実施中に、マンホール部からの水漏れを運転員が確認。

点検の結果、マンホールカバーとバックアップリングが引っかかっており、マンホールカバーがシールガスケットを圧縮する位置まで移動できず、シールガスケットが十分圧縮されていなかったため水漏れしたものと推定。

バックアップリング内面を削り、内径を若干大きくして、マンホールカバーに引っかからないようにして復旧。

プラント運転及び環境への影響はなかった。

伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策について

推定原因等

第5高圧給水加熱器1A水張り実施中に、同加熱器マンホール部から水漏れした原因は、加熱器のマンホール組み立て作業において、バックアップリング内径とマンホールカバー外径との隙間が設計寸法値よりわずかに狭くなった箇所があり、マンホールカバー締め付け時に、バックアップリングに微少な傾きが生じて、バックアップリング内周部とマンホールカバー外周部スライド面の一部に摩擦力が増えて引っかかり、シールガスケットを圧縮されなかったことで、漏えいが発生したものと推定される。

対策

  • 当該加熱器のバックアップリング内面を設計寸法範囲内でわずかに削り、マンホールカバー外面との適正な隙間を確保した。また、嵌め合い部には、潤滑剤を塗布し摩擦力の軽減を図り、バックアップリングをマンホールカバーに挿入後、動くことで引っかかりのないことを確認した。マンホールカバーの締め付け時には、シールガスケットの圧縮量を測定し、確実に締め付けられていることを確認して、水張りを行い漏えいがないことを確認した。
  • 今後、当該マンホールの開放点検においては、1号機と同型式の2号機も含め、バックアップリング内径とマンホールカバーの外径寸法を測定し、嵌め合い部の動作確認(バックアップリングを軽く押し引っかかりの有無の確認)を行い、マンホールカバー締め付け時は、シールガスケットの圧縮量を測定して適正であることを確認することとし、その旨を作業要領書に追記する。

県の公表

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