身の回りの放射線(ほうしゃせん)

女の子

放射線(ほうしゃせん)って聞くと「あぶないもの」「こわいもの」っていうイメージがあるけど...

大人

たしかに、放射線(ほうしゃせん)をたくさん浴びてしまうと、健康に影響(えいきょう)が出たりするこわいものだけど、実は、みんなの身近なところにも放射線(ほうしゃせん)はあるんだよ。

女の子

そうなの?!

大人

例えば、放射線(ほうしゃせん)宇宙(うちゅう)から降り注いでいたり、空気中や地面からも出ているんだ。他にも、ふだん、みんなが食べているお肉やお魚からも放射線(ほうしゃせん)がでているんだよ。

男の子

食べ物からも出てたなんて知らなかった。

<日本人が1年間に受ける放射線(ほうしゃせん)の量>
日本人が1年間に受ける放射線の量
一般財団法人 日本原子力文化財団「原子力・エネルギー図面集」を基に作成

大人

放射線(ほうしゃせん)は、身の回りにあるだけじゃなくて、いろいろな分野で活用されているんだよ。

大人

例えば、病院で体の中の写真を()るときにX(エックス)線が使わていたり、がんの治療(ちりょう)をするときにも放射線(ほうしゃせん)が使われるよ。
他にも、じゃがいもに放射線(ほうしゃせん)を当てて芽が出てくるのを(ふせ)いだり(()())、タイヤに放射線(ほうしゃせん)を当てて強くしたりと、多くの分野で役に立っているんだ。

男の子

放射線(ほうしゃせん)はただ「あぶないもの」だと思っていたけど、上手に使えば人の役に立つ使い方ができるんだね。

役立つ使い方
文部科学省「放射線等に関する副読本」を基に作成

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